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守田「あくまで攻撃権をもってプレー」 VSモドリッチも「身体的な能力の部分では差はない」

[ 2022年12月5日 01:31 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

練習に汗を流す守田(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表MF守田英正(27=スポルティング)が4日、ドーハ市内で行われた練習後に取材に応じた。

 ――モドリッチどういうイメージでどう対処する。
 「ビッグクラブの選手なので、スペインほどロールモデルもなくて流動的で、アンカーも飛び出す。難しいですが、解決して戦いたい」。

 ――モドリッチが鍵になる。守田から見るモドリッチは。
 「長いこと、ずっとボランチで一番いい選手だと誰もが認める存在。得点に絡んで、ゲームも作れて、理想なんじゃないかなと思います。身体的な能力の部分では差はないと思っていて、ゴリゴリ来るわけじゃない。戦いやすさも感じている。チームスポーツなので1人ずば抜けていてもどうにでもなるのがサッカー。彼を中心に守備も構築するが、それに引っ張られるのもリスク」。

 ――3枚の中盤は絞りづらい?
 「難しくて、サイドに流れたり、ローリングで出ていく力のある選手が出ていくとか、まったく違う。前回の試合と。僕らは人に突くのは間違いないが、5―4―1でやっている分、スペースを守ることを重要視するべきで、形を崩さず、人に意識を生かせすぎない守備を考えている」。

 ――スペインみたいにアンカーがいてというほうが守りやすい?
 「僕はそうかも。あれだけ突出した能力があって、どういうプレーするか分かる選手だとある意味分かりやすいが、今回は高い水準で何でもできる選手が3枚いるイメージ。思考が読めない」。

 ――連携して穴をつくらないといけないが、何を大事にして臨む?
 「一つ思っているのは、ビルドアップに枚数をかけてくる。どこまで引いて、コンパクトにして、どこのタイミングで人をつかみにいくのか整理したい」。

 ――アンカーをどう抑えに行く?
 「僕の方が前に出て行く方が良いと思う。航くん(遠藤)は出したくない。左なら僕の方が近いので行くけど、右だったら斜めのコースを切ってもらって自分が捕まえに行く。FWの選手がアンカーにつきすぎるのもよくない。タイミングでぼくが捕まえて押し出す形をつくりたい」。

 ――出番がない選手もいる。ベテランの存在は?コスタリカ負けた後に川島の話がぐっときた?
 「覚えているけど言いたくないです。ベテランの方が経験豊富で感じている部分だったりは、みんなの前で話して、ぼくたちも初めての大会でもちろん意気込みもあってプレーしていたが、そういうことを聞くとなおさら頑張らないといけない」。

 ――ポゼッションについてどう感じている?
 「どう出てくるか分からないし、コスタリカみたいに僕たちがボールをもっているとうまくいかないと分析で思っているかもしれない。ハイプレスでくるかもしれない。ボールを持って攻撃できるならした方が良いし、簡単に明け渡したくはない。あくまで攻撃権をもってプレーしたい」。

 ――W杯に行ってからポゼッションはうまくいっていない。
 「システム上、どうしてもブロックを引いて重たくなると前に行けない。システム上起こりうること。あとは、受けて散らすという、ボールを失っても続けられる勇気を全体的に持たないと、これ以上の強豪国だと攻撃を相手に与えれば与えるほどチャンスになる。そこも考えて、持つべきところはもって、90分で仕留めたい」。

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2022年12月5日のニュース