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遠藤航 モドリッチ封じ任せろ「局面で上回れるような準備を」 右膝は「ほぼ大丈夫」

[ 2022年12月5日 01:56 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

右ひざにテーピングをする遠藤(手前)=撮影・小海途 良幹
Photo By スポニチ

 日本代表MF遠藤航(29=シュツットガルト)が4日、ドーハ市内で行われた練習後に取材に応じた。

 ――体調は?
 「全然大丈夫。膝はもうほぼ大丈夫。まだちょっと痛みありますけど」

 ――試合へ。
 「いい選手たちが真ん中にいるので対戦は楽しみ。ただチームとしてどう戦うかが大事。個の1対1は自分の良さを出していきたいが、チームとしての戦い方を整理するのが大事」

 ――向こうの中盤は局面で立ち位置を変える
 「あんま落ちてボール動かされる分には問題ない。最後出てきたところをしっかり抑えるとか、入ってきたところについているほうが大事。それはゲームのシチュエーションによっては変わるが、基本的にはそんな感じ」

 ――クラマリッチは所属クラブでは真ん中か左、右はあまりない、イメージはみんなに伝えている?
 「特に伝えていることはないが、特長はある程度いったりはしている。中盤は人数掛けてやってくるのかなと。どの選手も真ん中でボール受ける選手たちが多いので、連係取りながら」

 ――モドリッチ封じ
 「特長はもう有名すぎるから。もちろん個々で守ることもそうですけど、チームとしてしっかり守ることが大事。局面で上回れるような準備をしたい。(出足が鍵?)それがあるとおもう。(フィジカルは強くない)ボール持っている側からしたら厳しく来られるのはいや。そこは自分の良さとして、もちろんモドリッチだけじゃなくて他の選手も、厳しくいくところはいかないといけない」

 ――遠藤航の真骨頂が出る?
 「まあはい、そんな別に意識していない。いつも通りやれれば」

 ――相手のアンカーが厄介
 「そんなに詳しくは言えないが、中盤でどれだけ持たせるのかを許容するのかはある。スペイン戦でいえば前の大然がアンカーを抑えながらやっていた。中盤の選手だけじゃなくて前から後ろまで中盤での守備。そこをどうやるかは明日見てもらえればいい」

 ――我慢比べの展開
 「基本的には堅いというか、守備のときはしっかり守ってくるイメージはある。お互い我慢する展開になるのかなと。ドイツ、スペイン戦よりはボール持てるイメージはしたりしますけど、そこはゲームに入ってみて。ちょっと堅い試合になるイメージはしている」

 ――選手交代からスイッチが入るが、遠藤のポジションではそこでリスク管理をした方がいい?
 「1番良くないのはコスタリカ戦みたいに0―0でゲームが進んでいるときに自分たちからアクション起こさずに最後失点してしまったらそれはいや。ドイツ戦とスペイン戦は0―1になったのでパワーをかけないといけないところでしっかり逆転して持って行った。0―0になったときにいつアクションを起こすかは、後半の頭なのかもう少し焦らしてからなのか、延長含め考えながらやっていくのか、見極めは難しい。交代選手はフレッシュなのでそれがきっかけになるのはいいことだが、大事なのはチームとして今は行く、というところをゲームの中で合わせられるようにすること」

 ――外から見ているとどこかでアクションを起こした方がよく見えるが
 「前向きに最初から行くのもありだと思うけど、選手もその意見を持っている人が全員ではない。大事なのはチームとしてどういう戦い方をするか。今はある程度決まっているので。それを明日実行するだけ。バラバラになっちゃいけないので。毎試合ミーティングで話し合いながら、今回はどうするというのをずっとやっている」

 ――ロストフの悲劇
 「個人的にはそこで負けたのもそうだし、出られなかった悔しさを忘れちゃいけないと思ってずっとやってきた。だからこそ海外に行ってやった。そういう悔しい思いをした先輩たちの気持ちはもちろん分かっている。かといって明日急激に何かかえる必要があるかというとそうではない。準備は4年前から始まっていて、今自分がここにいることはそんなに大きく特に変わることではない。初戦ドイツ戦でやったようにいつも通りの自分を出すだけ」

 ――勝負の分かれ目は
 「それを見極めるのがサッカー。明日試合をしていく中で判断していければいい」

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2022年12月5日のニュース