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長友佑都「勇気を持ってPKを蹴った選手を称えてほしい」「日本人の戦う魂は見せられた」

[ 2022年12月6日 03:13 ]

W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1クロアチア(PK1―3) ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ )

<日本・クロアチア>前半、モドリッチと競り合う長友(撮影・小海途 良幹)
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦が5日(日本時間6日)に行われ、1次リーグE組1位の日本代表は同F組2位のクロアチアと対戦。1―1のまま延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPK戦へ。日本は1―3で敗れて史上初となる8強入りに届かなかった。

 4試合連続の先発出場となったDF長友佑都(36=FC東京)は、過去3試合、「ブラボー」を連呼してチームの盛り上げ役となった。だが、この日はすぐに後輩たちをかばった。「なかなか言葉が出てこないですね。とにかく一生懸命最後まで戦った後輩たちと、勇気を持ってPKを蹴った選手たちを称えてほしいと思います」と語り「この悔しさを必ず彼らがこの先の日本サッカーに生かしてくれると思います」と語った。

 「日本人の戦う魂というものは見せられたと思うし、負けてしまって残念ですけど、日本サッカーは確実に成長してるなと僕は感じてます。みんなここにいる選手はJリーグで育って、海外でプレーしている選手達です。これから日本サッカーの発展のためにも、Jリーグをもっと盛り上げていかなければいけない。みなさんのお住まいの地域にJリーグのチームがあるので、選手たちはこの勝利のため、1プレーのために努力しているのでぜひ応援してもらいたい」と締めくくった。

 今大会を含めて4大会連続W杯出場。「まずはW杯全体通しても若手はサッカーだけに集中出来る。自分の仕事に集中出来る環境をベテランがつくってくれた。他チームのことは“俺らが考える”。中沢、俊輔、川口さんが常に声を掛けてくれた」と自身が若手だったころを思い返し、チームが一枚岩になることだけを考えてきた。

 4大会選出は日本のフィールド選手初で、いずれも出場したのはGKを含め長友が初めてだった。今大会も4試合連続で左サイドバックで先発出場し出場15試合は単独最多。日本代表をけん引してベテランの4度目の挑戦は終わった。

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2022年12月5日のニュース