吉本新喜劇・吉田裕のコラムすんのか〜い

吉田裕 「劇団なんば千日前」で得た刺激と興奮 ビッグな喜劇人目指して決意新た

[ 2022年11月23日 11:00 ]

「劇団なんば千日前」の(前列右から)レイチェル、吉田裕、桜井雅斗(後列右から)鮫島幸恵、演出家の高梨由さん、吉岡友見
Photo By 提供写真

 【吉田裕のコラムすんのか~い】どうも。衣替えがうまくいかず、部屋が散らかりまくっている吉田裕です。毎年、早めに冬物を出して、夏服と交換せなアカンと思うのですが、ミスってしまいます。こんな自分を早く変えたいのに!

 新喜劇メンバー5人で結成した「劇団なんば千日前」という劇団で挑戦させていただいた関西演劇祭2022が先日、幕を閉じました。約1週間の間に10劇団がそれぞれ3公演を実施。残念ながら表彰される賞は一つも獲れませんでしたが、刺激と興奮、そして喜劇人として将来に向けた楽しみという思いを持ち帰ることができました。

 演劇祭では“teach―in”という、舞台終わりに客席から意見や感想をいただいたり、審査員の方々の問いかけに答える時間がありました。「なんでこうなるの?」「どんな意味の演出?」などという疑問にその場で即答するんです。
 いろんなやりとりがありました。「どこで稽古してるのですか?」「NGKの別館稽古場です」「大きな声はどうやったら出ますか?」「日々の鍛錬だと思います」。うまく説明することができず、冷や汗をかきました。

 これまでほぼ新喜劇だけだった18年。他にもいろんな世界があると知り、これからもっと周りを見て、もっと吸収して、大きな大きな喜劇人になってやろうと痛感させられた貴重な日々でした。

 皆さま、まだまだ成長途上な吉田裕ですが、引き続きよろしくお願いします。

 ◇吉田 裕(よしだ・ゆたか)1979年(昭54)3月29日生まれ、兵庫県高砂市出身の43歳。2005年、吉本新喜劇「第1個目 金の卵オーディション」に合格して入団。吉本総合芸能学院(NSC)大阪校23期生で同期に友近ら。血液型B。

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