吉本新喜劇・吉田裕のコラムすんのか〜い

新しいこと見つけて人生の小説に彩りを!

[ 2021年2月14日 05:30 ]

まだ乳首も心もまっさらな成人のころです
Photo By 提供写真

 どうも!吉本新喜劇の吉田裕です。先月の話なんですが、地元・兵庫県での成人式のために、新成人に向けたコメントをくれる?と小学校の先生に言われ、取材を受けました。その雑誌が「元気UPじんけん2021」。新成人の方、そのご家族で、家で読んだ方とかいらっしゃいますか?「……」って「無視すな!」。これだけSNSが利用されてるのに読みましたってまったく言われず、この場を借りて聞いてみたかったんです。すいません。

 僕は自分の人生で小説を書いた場合、今は何章?ってたまに考えるのが好きなんですが20歳の皆さんは今、何章なんでしょう?僕の場合、オカンに産んでもらって物心つく保育園までが第1章。そこから好きな人が出来てその思いが終わった小学6年が第2章です。

 中学生になり、水泳に明け暮れてたのが第3章。高校でサボり癖がついたのが第4章。同級生に置いて行かれたと不安になった浪人時代が第5章。僕なんかがコピーパンドのボーカルをしてた時期が第6章。大学辞めてフリーターだった頃が第7章ですかね。吉本の養成所時代から漫才をしてた頃が第8章。新喜劇がしたくて入団したのが第9章。乳首ドリルで叫び出したのが第10章。結婚が第11章。うーん。何か薄い小説になりそうで仕方ありませんが…。

 今後の人生はどんな章が出来るのか。吉田座長就任!吉田師匠と呼ばれる!80歳で乳首ドリル!みたいな。ワクワクしかありません。悲しい事や辛い事はほっといてもやって来ます。ただ楽しい事はやって来ません。自分で作っていくしかありません。だから何事も前向きに楽しく、いろんな事を吸収し、自分の人生という小説を作って行きましょうね!

 ◇吉田裕(よしだ・ゆたか)1979年(昭54)3月29日、兵庫県高砂市出身。2005年、吉本新喜劇「第1個目 金の卵オーディション」に合格して入団。吉本総合芸能学院(NSC)大阪校23期生で友近が同期。血液型B。 

続きを表示

バックナンバー

もっと見る