吉本新喜劇・吉田裕のコラムすんのか〜い

大先輩の〝チャーリーピース〟ボクが受け継ぎます

[ 2021年4月28日 05:30 ]

チャーリー浜さん(手間)の最後の舞台、2020年3月30日に京都市のよしもと祇園花月で行われた配信イベント「チャーリー浜をもっと知ろう!」でもご一緒させていただきました
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 どうも!吉田裕です。18日に吉本新喜劇の大先輩・チャーリー浜さんが亡くなり、驚きました。いつでもお会いできる、いつまでも「ごめんくさい!」って言うていらっしゃると勝手に思っておりました。本当に寂しいです。

 最初は怖い人だなって思ってました。声も大きいし迫力もあり、人を寄せつけない雰囲気みたいなのを感じていました。でもご一緒させてもらうにつれ、とてもかわいらしく、おちゃめな方だと思うようになりました。

 忘れられないエピソードがあります。若手が多数新喜劇に入り、一緒に出る座員の名前が覚えられへんという事で、いつも持つステッキの握る部分に粘着テープを貼り、マジックで名前を書いたんです。これで大丈夫やろと、舞台上ではギャグ連発。その後、若手の名前を呼ぶはずが、手汗をかいたんでしょうね。書いたはずの名前が消えて、焦ったチャーリーさんはとにかく名前呼ばなあかんとなって「おい!中曽根!!」。誰やねん、それ!!ってなりました。

 ピースサインをよくされるんですが、人さし指と中指ではなく親指と人さし指。たま~に人さし指と中指のピースもあり、使い分けの理由は分かりませんが、今後ボクも〝チャーリーピース〟で行きたいと思います。

 チャーリーさん、本当にありがとうございました。教えていただいた事をこれからも忘れず、新喜劇頑張ります。ご冥福をお祈りします。またここでお話させてください。ありがとうございました。

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