岩田明子氏「安倍内閣の時は信を問うてる」防衛力強化や少子化対策のための消費税増税について持論

岩田明子さん
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　元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏が、28日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」（後1・30）に出演。消費税増税について持論を述べた。

　この日の番組は、統一地方選で自民党が衆参5つの補欠選挙で4勝1敗としたことから、自民党内から解散総選挙をめぐり野党の準備が整わないうちに行うべきと早期解散を推す声やいずれも僅差で勝利したことから解散に慎重な意見もあることを紹介。そこで、総選挙があるとしたら争点は何になるのかとして「避けては通れない日本の争点、徹底討論」と題し、コメンテーターらが議論した。

　防衛力強化や少子化対策の財源として消費税増税は賛成か反対かが議論になると、岩田氏は「反対」の立場を表明。「ちょっと景気に明るい兆しが見えると、すぐに財源確保っていうのが出てくるんですけど、正しい経済運営、責任ある経済運営とは到底思えないんですよね」と指摘。その上で「安倍内閣の時は消費税増税を延期する時も、10％にアップする時も信を問うてるんですね」とし「10％アップする時は幼児教育無償化と、ちゃんと使途まで明らかにした上で信を問うてる」と安倍晋三元首相の時代を振り返った。

　だからこそ「こういったことを議論するんであれば、まずは信を問うべき。“増税でいいですか？”って正々堂々と信を問うべき」と衆議院を解散した上で総選挙で国民の意見を聞くべきと訴えた。