「どうする家康」ネット驚愕の伏線回収「ギャグかと」瀬名“千代の正体”見抜いていた?第7話→ロングパス

[ 2023年5月29日 05:30 ]

大河ドラマ「どうする家康」第20話。瀬名(有村架純・手前)が築山に千代(古川琴音)を招くまさかの事態に(C)NHK
Photo By 提供写真

 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は28日、第20話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第20話は「岡崎クーデター」。武田信玄亡き後も武田軍の強さは変わらず、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は三河・岡崎への猛攻を開始。総大将の松平信康(細田佳央太)は石川数正(松重豊)らと応戦も苦戦を強いられ、瀬名(有村架純)や亀(當真あみ)も負傷兵の救護に走り回る。病のため浜松から動けない徳川家康(松本潤)は、本多忠勝(山田裕貴)らを援軍として送る。そんな慌ただしい中、岡崎城内には“ある陰謀”が渦巻き…という展開。

 勝頼が糸を引き、岡崎町奉行・大岡弥四郎(毎熊克哉)が首謀したクーデターも一件落着。瀬名は築山に千代(古川琴音)を招いた。

 瀬名「ようおいでくださった」

 千代「何と素敵な所でしょう。まさか、築山殿直々にお招きいただけるとは、思いませんでした」

 瀬名「またお会いできてうれしい。お千代さん」

 千代「私を覚えておいででございますか」

 瀬名「うん、昔、お寺で楽しい踊りを。こたびも、あなたではないかと思っておりました。2人きりで話しましょう。お茶を点てますね」

 千代「おできになるとお思い?この私を取り込もうなんて」

 瀬名「家臣に手出しされるくらいなら、わたくしがお相手しようと思って。そちらにとっても、望むところでは?お友達になりましょう」

 ラスト約2分、一気に緊張が高まった。

 注目は瀬名の「またお会いできてうれしい。お千代さん」「うん、昔、お寺で楽しい踊りを。こたびも、あなたではないかと思っておりました」。これは第7話「わしの家」(2月19日)が“ロングパスの伏線”になっている。

 家康側と瀬名側が別々に一向宗の拠点・本證寺に潜入。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)と榊原康政(小平太)(杉野遥亮)が於大の方(松嶋菜々子)と登与(猫背椿)を“ナンパ”した爆笑回だが、家康は千代を介して空誓(市川右團次)に面会した。

 そして、千代が家康に「怖い顔してないで、踊りなさいな。ご覧よ。あの女子(おなご)なんか、とても楽しそうに踊っておる。声を掛けてごらん」と促したのが瀬名だった。瀬名が千代と面と向かうシーンはなかったが、この時か、寺内町内で認識していたとみられる。

 SNS上には「瀬名が一向宗の寺に行ったの、家康とニアミスさせるギャグかと思ったら、こんなやべえ伏線だったのか」「あんな楽しかった一向一揆前の瀬名&於大様お寺で踊る…が千代ちゃんとのフラグになるなんて思わないやん。怖」「瀬名が千代を呼び、2人で会っていた事実が、あの事件の発端となるならば、千代初登場回でもあった一向宗の寺に潜り込んだ回からのロングパスということになる。やるねぇ」「本證寺で会っただけの瀬名に自分が黒幕だと見抜かれていた。これは千代にとって誤算だったに違いない」「とうとう瀬名と望月千代女が対面。まさか自ら呼び出し、対決しようとは…本證寺の件を覚えていた挙げ句、一揆の火種を彼女と見抜いていた記憶力と洞察力。しかも、それを使い、牽制と懐柔。天才か」などと驚きの声が続出。「夏目広次の名前間違い伏線」などに続き“古沢マジック”が冴え渡る。

 この後、史実としては「長篠・設楽ヶ原の戦い」(天正3年、1575年)「築山殿事件」(天正7年、1579年)などが待つ。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月29日のニュース