日曜劇場「ラストマン」立てこもりシーン冒頭告知、被害者を追悼　視聴者「配慮に感謝」　長野の事件受け

東京・赤坂のTBS
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　俳優の福山雅治（54）が主演するTBS日曜劇場「ラストマン－全盲の捜査官－」（日曜後10・00）が28日に第6話が放送され、番組冒頭、今作中に立てこもりの場面があることが告知された。長野県中野市で発生した立てこもり事件を受けたもの。放送後には番組公式ツイッターで、事件の被害者へ追悼の言葉を投稿した。

　護道家の別荘で心太朗（大泉洋）、京吾（上川隆也）の父、清二（寺尾聰）の誕生日パーティーが開かれ、そのパーティーの最中、東京郊外の別荘で大手警備会社社長の菊知（高嶋政宏）が妻と娘を人質に取って散弾銃を持ち別荘に立てこもった…という展開の第6話。

　冒頭、「本日の日曜劇場『ラストマン』は立てこもりのシーンが含まれています。ご懸念のある方は、視聴をお控えください」と告知。また、ラストにも「長野の立てこもり事件でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます」とのテロップが表示された。

　また、番組終了後に更新された番組公式ツイッターでは「視聴ありがとうございました。本日の第6話には立てこもりのシーンが含まれておりましたので　冒頭でお伝えした上で放送させていただきました。長野県の立てこもり事件でお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と追悼の言葉が記された。

　この番組の対応に、ネット上では「ドラマスタッフ皆様の誠実さを感じた」「こういう丁寧さがドラマの信頼を作ってる」「心遣いありがとうございます」「配慮に感謝」などの声のほか、「一緒にご冥福をお祈りしたい」と被害者の方々を悼む声も寄せられた。

　事件では、警察官2人を含む男女4人が殺害され、市議会議長の息子・青木政憲容疑者（31）が警察官1人に対する殺人容疑で逮捕された。