藤井聡太王将 もし羽生九段と再戦したら?「自分としては…」作戦を語る 第72期就位式に出席

[ 2023年5月8日 19:37 ]

<第72期ALSOK杯王将戦・王将就位式>笑顔であいさつする藤井王将(撮影・藤山 由理)
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の就位式が8日、東京都文京区の東京ドームホテルで行われ、タイトルを初防衛した藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠=に贈位状、王将盾などが贈られた。羽生善治九段(52)との対決で、大注目となった今シリーズ。通算4勝2敗で藤井が制し、王将連覇を果たした。

 就位式を終え、会見に臨んだ藤井王将は「羽生九段ともし再戦する場合、どんな作戦を採用するか?」と質問され「今回、7番勝負で6局すべて違う戦型となって、羽生九段の懐の広さを感じたところは大いにありましたし、自分としては特定の戦型を想定して、それに向けてというのは難しいところもあるのかなと感じているので、幅広い展開にこちらも対応できる力を少しでも身につけていけたら」と冷静に語った。

 32歳差の羽生九段との対戦を振り返り「世代の違いに関してはやっぱり将棋を指す上では関係ないことなので、自分としてもそれほど意識するということはなかったんですけど、やっぱり、羽生九段とのタイトル戦ということで、対局の内容的にも非常に勉強になることが多かったですし、それ以外の点、立ち振る舞いであったりは本当に実際に羽生九段を間近に見ることができて貴重な経験だったと思います」とした。

 そして、印象的だったこととして「羽生九段が第1局の時に“8時間持ち時間があっても結局は短い”という趣旨のことをおっしゃられていて、本当にすごく1局を深く考えているからこその言葉かなと。自分も常にそういった気持ち、深く考えて指していかなくちゃいけないなと感じた言葉でした」と振り返った。
 

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