長原成樹&河本政則がW監督W主演の反社題材映画が18日公開 長原「役作り?天才やから大丈夫」

[ 2022年12月13日 16:43 ]

映画「不檄~男たちの生きた証~」の完成発表会見に登場した長原成樹(右)と河本政則
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 タレント・長原成樹(58)、彫り師で俳優の河本政則(49)がW監督、W主演を務める映画「不檄(ふれぶみ)~男たちの生きた証~」(18日公開、100分)の完成発表会見が12日、大阪市内でった。

 3年前に知り合った長原と河本。「なにか映画を撮りたいなあ」と2人は会う度に話していたが、河本が自宅(枚方)の近くで96年7月に起きた中野会会長襲撃事件について「すごく気になっていたけど、映画化もされていない」と長原に持ちかけたことがキッカケで映画制作が決まった。

 襲撃事件を題材にしたフィクション・ノベル映画で、反社会的勢力との接し方が取り沙汰されるご時世だが、「反社?とんでもない。文化庁から助成金も出てますから」と長原は苦笑いしながら説明。河本が昨年9月、文化庁のAFF(文化芸術活動の再興支援事業)を申請して600万円の補助金もゲットした。「まさか(申請が)通るとは」と河本。文化庁お墨付きの映画となった。

 実話を元にしたリアルな内容で、河本が知人を介して事件の実行犯本人を直接取材した。反社との深い関わりを持たないように注意して、取材時間は5時間1回に限定された。

 「ヤクザ映画というものでなく、実行犯7人の1人1人の状況、気持ちの変化を描きました。7人全員が主役みたいなもの。激動の7カ月間が描かれてます」と河本はPRした。主役を務める長原は「役作り?天才やから大丈夫です」と豪語して笑わせた。

 18日に大阪・十三の「シアターセブン」で2回、上映される。その後は来年1月末から全国のミニシアターを回る予定だ。「文化庁からあまりおおっぴらにしないで小さく上映してくれって。なんか矛盾してるようだけど。“カメ止め”みたいになれば…」と河本は予算300万円のインディーズ映画から全国展開された映画「カメラを止めるな!」(17年、上田慎一郎監督)に続くミニシアターからの大ヒットをもくろんでいた。

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2022年12月13日のニュース