平原綾香 大ヒットのデビュー曲「Jupiter」誕生秘話「涙が止まらなくて。探していた人に会えた」

[ 2022年11月30日 16:07 ]

平原綾香
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 歌手の平原綾香(38)が30日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。大ヒットしたデビュー曲「Jupiter」の誕生秘話とデビュー当時について語った。

 平原は「Jupiter」でのデビューからまもなく20年を迎える。司会の黒柳徹子が「あたしとってもあなたの声好きなのよ。うん、大好き。みんなが歌わないものをお歌いになるでしょう。とてもうまく日本語にした曲をね」と話を振ると、平原は「『Jupiter』なんかはね、歌になりそうな素晴らしいメロディーだったからこそ私もカバーさせてもらったんですけど、感謝してますね。本当に(作曲者の)ホルストのメロディーって癒されるっていうか、いいですよね」としみじみと話した。

 当時は「まだちょうど大学1年生になったばっかりで。ジャズ科を専攻してサックス専攻でずっと」と回顧。初めて「Jupiter」の原曲を聴いたのはクラシック音楽の授業の際だったとし、「ジャズ科だったんですけど、クラシックを聴く授業も取っていて、ちょうどその時にデビューが決まっていたんですけど、デビュー曲を何にするかもうずっと自分も悩んでスタッフも悩んで。その時にクラシックを聴く授業を1限目に取っていて、そこで先生が偶然に流してくれたのがホルストの『木星』だったんです」と明かした。

 「フレーズを聴いた時に涙が止まらなくて。ずーっと会いたかった人に会えたような。探していた人に会えたような気がして。涙が止まらなくて」と感動を語ると、「それでこれをなんとかカバーさせてもらえないかとお願いして、今があります」と説明した。

 デビュー曲のジャケット写真が披露されると、「すっぴんで…」と照れたものの、「でこの時19歳で。大学でたくさん授業を受けながらずーっとレコーディングもやって、大変でしたね。もうなんか何が忙しいのか、右も左も分からなかったので。とにかく毎日毎日生きるのが精いっぱいで、家族にも支えてもらって」と当時を振り返った。昨年11月に他界した父でサックス奏者の平原まことさんの当時の反応を聞かれると、「父も喜んでましたね。歌を歌うとはそこまで思ってもいなかったので」と話した。

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2022年11月30日のニュース