星野源 「神童ってこういうこと」と思った英国人アーティストに「親近感」を感じたワケ「俺じゃんって」

[ 2022年11月30日 11:30 ]

星野源
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 歌手で俳優の星野源(41)が29日深夜、自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」(火曜深夜1・00)に出演。英国人のマルチ楽器奏者で歌手・ジェイコブ・コリアー(28)について語った。

 星野は28日に東京・Zeppダイバーシティ東京で行われたコリア―のライブに行ったとし、「めっちゃくちゃ良かったんですよ」とうっとり。

 「もうね、凄くて。前から大好きなミュージシャンで音楽家ではあるんですけど、生で見たのは初めてで。マルチプレーヤーでピアノめっちゃくちゃうまいし、キーボードめっちゃくちゃうまいし、歌めちゃくちゃうまいし、ギターめっちゃくちゃうまいし、ベースめちゃくちゃうまいし、パーカッションめちゃくくちゃうまいし」と絶賛。「1人でいろんな楽器をもう演奏してアルバム作ったりとか。ライブ中もループステーションみたいなの使って一人でどんどん音楽を構築していくみたいなのもやってるし、本当にもう、神童ってこういうことだなって。ライブパフォーマンスも物凄い元気で楽しそうに音楽を奏でてて。凄い幸せな空間だったんですよ」と興奮気味に語った。

 自身は新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間中にコリア―の楽曲「オール・アイ・ニード」のミュージックビデオにはまり、周囲にも勧めていたというが、「その曲も聴けたし、アレンジも最高で、とにかく良かったんですよ。非常に元気をもらいましたね」「洗練されまくってて素晴らしいステージでしたね」としみじみと話した。

 だが一方で、「凄く遠く感じちゃいそうだったんだけど、めちゃくちゃ身近に感じたんですよ」との出来事もあったという。「ライブの途中で“I wanna go pee”って言って、“トイレ行く”って言ってトイレ行ったんだよね」とぶっちゃけ、「俺、俺以外でライブ中にトイレ行く人初めて見たの。“俺じゃん”って思って。しかも“トイレ行きたくなったから、ちょっと歌ってて”とか言ってギタリストの方に1曲歌ってもらってて」と説明。「“ちょっとトイレに行くからやっといて”の構成まで一緒なのよ。俺がやることの」と思い返した。

 「で、最後にメンバー紹介するんだけど、メンバー紹介した後に、スタッフ全員紹介していくの。それを俺もテンション上がるとやっちゃうんだけど、凄い親近感みたいな。であと後ろにドラみたいなのがあるんだけど、ドラを使うみたいなのも僕もやってたし、なんか知らないけど凄い親近感みたいな感じで、凄いうれしいライブでしたね」と声を弾ませた。

 また「いいなと思ってたのが、バンドメンバーの皆さんを紹介する時に、“音楽をやる時にはメロディーとかコードとか理論とかいろいろ大事なものがあるんだけど、一番大事なのはハートなんだ。こういうふうにツアーを一緒にまわって来て、このメンバーたちはハートが凄く良くて、ハートで音楽を奏でる人たちなんだ。そういう人たちと一緒にツアーができてうれしい”みたいなことを言ってて。そういうのって本当に一番大事だと思うんですよ」と星野。「めちゃくちゃテクニックも凄いんだけど、テクニックが一番なんじゃなくて、人間的なハートっていう部分もそうだし、音楽に相対するものとしてのハートっていうものが凄く大事で。そこを言葉にしてライブ中にお客さんに伝える人っていうのは初めて見たから。とても感動したから」と力説した。

 また「何が一番感動したって、お客さんが超良かったんですよ。感動しちゃった。楽しそうでさ。ジェイコブが“歌って”って求めると、全部歌うんですよ。全部歌って、もうなんていうかニューヨークにいるみたいだった。すっごい多幸感にあふれてて。それはジェイコブが周りを引っ張り上げる力があるってことなんだろうけど」と回顧。「そういうのも含めて非常に感動して。いいライブを見たなと。自分も久しぶりに有観客ライブを来年の1月にやりますから、なんかそういう意味でも見れて良かったなと思いました」と語った。
 

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2022年11月30日のニュース