ラモス瑠偉氏「そういう選手が足りないんです、日本に」 森保ジャパンにあの選手がいれば決勝進出?

[ 2022年11月30日 16:28 ]

ラモス瑠偉氏
Photo By スポニチ

 サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(65)が27日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会を戦う日本代表について語り、森保ジャパンに“足りないもの”を挙げる場面があった。

 日本代表の森保一監督とは1993年にともにドーハの悲劇を経験したラモス氏。森保監督のことは「好きですね」といい、監督としては「はっきりしているんですね。自分のやろうとしていることを明確に選手たちに分かりやすいように伝えている。彼だったら付いて行くという選手が多い。それが監督にとっては大きいんです」と評価した。

 日本代表の注目選手としては挙げたのはMF鎌田大地(フランクフルト)。「姿勢が物凄く良くて。ボール獲った後に必ず前に行こうとする。仕掛けてドリブル行くのか、最初のパスが前見て出すんですよ。今の選手たち、ボール持ったらすぐ横、後ろですよ。彼の場合は運ぶのか仕掛けていくのか、とにかく前にパス出して、点も取るし組み立てられるし、凄い選手だと思っています」と話した。

 司会のビートたけしが「俺らの頃は杉山、釜本ですからね、釜本さんがゴール前にいて、杉山さんがサイドをずっと行って、センタリングして胸でトラップして、ガンって入れて。それだけしかないんだ、戦法は」と1968年メキシコ五輪で日本に銅メダルをもたらした釜本邦茂氏、杉山隆一氏のプレーについて語ると、「でも、今のメンバーの中で釜本さんがいれば決勝までいきますね。あの当時の27歳の釜本さんがそこにいれば」とラモス氏。不世出のストライカーで五輪得点王にも輝いた釜本氏のプレーを思い起こし、「今、そういう選手が足りないんです、日本に」と語っていた。

続きを表示

2022年11月30日のニュース