橋下徹氏 葉梨氏の法相辞任に「話を盛り上げようとした死刑の部分は絶対だめ。でも全文確認すると…」

[ 2022年11月13日 08:19 ]

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が13日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。「死刑のはんこ」発言への批判を受けて法相を辞任した自民党の葉梨康弘衆院議員を巡る問題について、私見を語った。

 葉梨氏は9日、都内の会合で「だいたい法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職だ」などと述べた。10日には自身の発言について謝罪し撤回したが、批判は鳴りやまず、11日に辞表を提出した。葉梨氏の後任には、斎藤健元農水相が決まった。

 橋下氏は「いろんな政治家が失言してメディアで批判されていることが教訓になっていないなと思う」と指摘。政治家のあいさつでの“話のつかみ”について「盛り上げようと思っても政治家はプロじゃないんだからやめた方がいいんですよ。ウケを狙うとか、盛り上げようとか。話し方のプロではないしタレントでもないわけでね」と言い、「導入部分とか話を盛り上げようというところで死刑というのを持ってきたのは絶対にだめです。最初にそのことを言われてすぐに謝罪、撤回しなかったことも絶対にだめ」とした。

 その上で「でも僕ねえ、これいろんなメディアでも報道されているんだけれども、全文きちっと確認すると、非常に核心ついてるいいことを言ってるなと僕は思いました」と言い、外務副大臣のパーティーだったとし、「ロシアとウクライナの問題で外務省が前面に出て、いろいろな仕事をしていただいている。その下支えのような形だが、ウクライナの難民を受け入れているのは法務省。ロシアの戦争犯罪について国際的連携を図るのも法務省。1番いい表現だなと思うのは、外務省や法務省は憲法を具現化する行政だと。要は補助金とかをばらまいて何か国民の支持を取り付けるような省庁ではなくて、憲法を具体化するような省庁なんだって。これ本当に適格だなと思う」と自身の考えを話した。

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2022年11月13日のニュース