桑田佳祐 燃えた2時間半!66歳ソロ最年長5大ドームツアー福岡で開幕 35周年イヤー集大成

[ 2022年11月13日 04:00 ]

5大ドームツアーをスタートさせた桑田佳祐
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 サザンオールスターズの桑田佳祐(66)の5大ドームツアーが12日、福岡ペイペイドームで始まった。ソロデビュー35周年イヤーの集大成と位置づけるツアー。テーマに掲げた「感謝の5倍返し」の通り、ヒット曲連発の2時間半でファンを満足させた。

 福岡市(博多区)で11月の観測史上最高の26・9度を記録し、季節外れの夏日となったこの日、桑田の熱唱がファンの心まで熱くした。開演から総立ちの3万7000人に、桑田も「福岡ちかっぱ好いとうよ(凄く好き)!ばり楽しい!」と博多弁で応えた。

 35周年の歩みをたどるような曲目。87年のソロデビュー曲「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」をはじめ、23日発売のベスト盤「いつも何処かで」の収録曲を中心に20曲以上を披露。人気バラード「明日晴れるかな」、新曲「なぎさホテル」などで魅了し、♪月が~出た出た、月が出た~と、ご当地民謡の「炭坑節」を歌って沸かせる場面もあった。

 ソロ歌手史上最多となる3度目の5大ドームツアー。66歳での開催も、小田和正(75)の63歳を更新するソロ最年長記録。ソロとバンドの二刀流で達成しているのも桑田だけだ。客席には40~60代を中心に、若者からお年寄りまで老若男女の姿。まさに国民的シンガーのライブならではの光景が広がる。桑田は、最後にスタンドを見回して「また必ず戻ってまいります。良いお年を!」と万感の表情を浮かべた。

 ツアーの追加公演として、横浜アリーナでの年末公演の開催も新たに決まった。12月28、30、31日の3日間行う。「明るい気持ちで新年を迎えたい」という桑田の思いが結実した形だ。

 31日は新年にかけて開催する年越し公演。気になるのは同日の「第73回NHK紅白歌合戦」への出演だ。今年は50周年の郷ひろみ(67)ら記念イヤーを迎えた歌手が数多く出場するとみられている。ソロ35周年のお祭り男が中継出演すれば、大きな目玉となりそうだ。

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