戸田恵梨香 過剰なコンプライアンスで女優業に危機感「最近はそうじゃない人生もあるなって思ったり」

[ 2022年11月13日 13:00 ]

戸田恵梨香
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 女優の戸田恵梨香(34)が13日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。過剰なコンプライアンスに悩んでいることを吐露した。

 この日は映画「母性」(23日公開)で共演した、女優の永野芽郁(23)、高畑淳子(68)と同席。戸田は「世間の声とかでドラマとか映画の世界にたくさんのコンプライアンスできてしまったのが一番悔しいです」と吐露。「ヤクザのお話なので、ヤクザがシートベルトするとか、“なんだその手間は!”って。昔の作品を見ると、そういうのはなくて、表現の自由はたくさんあって、感情だったり、表現方法だったり、テーマとかもたくさんあったなと思う。今はあまりに限られすぎているなって(思う)」と話した。

 続けて「“この芝居ができるようになろう”とか“これを克服しよう”っていう、ラインを作ってやってきたんですけど、もし自分に目標が作れなくなってきた時、このコンプライアンスを守っていたら限界がくる」と見解。「お芝居、役者をやり続けられるんだろうかって自問自答するんですよね」と明かし、「若いときはもう死ぬまで役者を続けたいって思いましたけど、最近はそうじゃない人生もあるなって思ったり」とした。

 そんな戸田と対照的に、高畑は「私は演劇学校入って、かろうじて拾ってもらった劇団で、30歳まで全く売れなくて、二丁目で提灯照らして、“マネジャーのバカ!”ってボトルに書いたりしていることが長かったので、何でも出られることが(うれしい)。その10年間があったから(辞めようと思うことは)ないんですよ。すごい、(仕事に)飢えてる。何やっても楽しい、みたいなものが継続している。(見せる)場がない、荒れくれた10年間の貯金がある。今は場があるということとか、そこで考えていることを出せるっていうのが、なんてありがたいだろうって思っちゃう」ともらした。

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