花束騒動の「ごぼうの党」代表 メイウェザーに苦言「スーパースターと呼ばれている状況に私は甚だ疑問」

[ 2022年9月30日 21:27 ]

花束贈呈でメイウェザー(奥)に手渡さず花束を落としたごぼうの党の奥野卓志代表(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 25日に行われた総合格闘技イベント「超RIZIN」での元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)への花束贈呈の場面で物議をかもしている奥野卓志氏(48)が緊急釈明会見を、30日に配信した。

 奥野氏は、自身が代表を務める政治団体「ごぼうの党」の公式YouTubeチャンネルに緊急釈明会見をアップ。2018年の大みそかに行われた、那須川天心との一戦で、メイウェザーはバンテージチェックに遅刻したものの、「俺が見ていないからバンテージを巻きなおせ」と要求。メイウェザーは、那須川のバンテージにはさみを入れ、そのことにより、那須川は試合前にアップをすることが出来なかったという。

 また、メイウェザーがボクシング元6階級制覇王者のマニー・パッキャオ氏と対戦した時に炎上した一件にも触れ、奥野氏は「メイウェザーは差別主義者で有名ですが、私はスポーツマンである以上、商業主義があってもそれは仕方ないんですが、ただこのような人がボクシング界の最高峰のスーパースターと呼ばれている状況に私は甚だ疑問」と私見を述べた。

 そして、「やはりルールを守らない、そして相手を称えあうことも、認め合うこともしない。試合が始まる前までは厳しい要求をしてくるのに、自分は約束を守らない。こういった人が果たしてスポーツマンと言えるのか」と投げかけた。

 「ごぼうの党」奥野代表は、同イベントNFTデジタルチケットを420万円で落札し、花束贈呈の権利を得たが、メイウェザー本人に花束を手渡さず、リングに投げつけた。会場のファンもネット上も騒然となり、RIZIN.38の第4試合終了後にリングに上がった榊原CEOは「神聖なリングに品性下劣な男を上げてしまったことをおわびします。世界中に日本人の恥をさらしたことが悔しい」と頭を下げた。

続きを表示

2022年9月30日のニュース