予想外のラストを迎えた「六本木クラス」最終回は世帯10・7%の自己最高でフィニッシュ

[ 2022年9月30日 10:29 ]

テレビ朝日「六本木クラス」に出演する(左から)香川照之、新木優子、竹内涼真、平手友梨奈
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 俳優の竹内涼真(29)が主演を務めるテレビ朝日の木曜ドラマ「六本木クラス」(木曜後9・00)は29日に最終回を迎え、平均世帯視聴率は10・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが30日、分かった。個人視聴率は6・2%だった。

 世帯視聴率は初回9・6%、第2話8・6%、第3話7・0%、第4話8・1%、第5話9・1%、第6話9・2話、第7話9・3%と推移。第8話で初の2桁となる10・0%、第9話で10・2%をマークするも、第10話、第11話、第12話はいずれも9・9%と足踏み。最終回で0・8ポイント上昇した。

 ドラマには高級クラブのホステス女性への性加害疑惑が報じられた俳優・香川照之が出演。同局は1日に「総合的に判断して番組の収録・放送を継続することにしています」とコメントを発表。香川の出演シーンのカットなどはなく通常通り放送されたが、ネットでは賛否の声があった。

 2020年に動画配信大手「Netflix」で配信されブームを巻き起こした人気韓流ドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」の日本版リメークで、東京・六本木を舞台に絶望の淵に立たされた青年が復讐(ふくしゅう)を誓い、金と権力を振りかざす巨大企業に立ち向かう姿を描く。竹内は主人公で、六本木の居酒屋「二代目みやべ」の店長で、父子家庭で育った宮部新(みやべ・あらた)を演じる。新の宿敵、日本の外食産業トップに君臨する「長屋ホールディングス」会長で創業者・長屋茂を香川が演じた。

 竹内、香川のほか、ヒロインの新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、矢本悠馬らが出演した。

 最終話は、意識不明で病院に運ばれてきた新だったが、やがて意識を回復。そのニュースを目にした長屋龍河(早乙女太一)は何かを企み、長屋茂(香川照之)に電話で麻宮葵(平手友梨奈)と長屋龍二(鈴鹿央士)の居場所を伝えた上で、「僕から最後に、父さんにプレゼントを贈るよ」と告げる。一方、龍河からあるメールを受け取った新は、涙ながらに訴える楠木優香(新木優子)の制止も振り切って、体を引きずりながら内山亮太(中尾明慶)と共に茂のもとへ向かう。龍二たちの居場所を聞く新は茂から再び土下座を要求されて…という展開だった。

 ネット上では、香川演じる長屋茂が竹内涼真演じる主人公の新に土下座を強要する場面に「土下座させて長年の宿敵に軽蔑される長屋茂会長が哀しい………涼真くんと香川さんのお芝居熱すぎた…」「半沢直樹では土下座し六本木クラスでは土下座をさせた香川照之」「やっぱ土下座強要させたら香川さんの右に出る者はいないな」「香川さんの演技が圧倒的すぎる」「土下座は香川照之の方が現実世界でやるべき」「普通土下座逆だよ」「え…。長屋会長土下座しないの?」などの声が寄せられた。

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2022年9月30日のニュース