桂かい枝 落語と文楽“コラボ公演”で「お互いの面白さを気軽に観て、楽しんでもらえれば」

[ 2022年9月30日 16:36 ]

「桂かい枝独演会~古典芸能落楽パック」で共演する落語家。桂かい枝(右)と「人形浄瑠璃文楽」の吉田玉翔
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 落語家・桂かい枝(53)は30日、大阪市内で「桂かい枝独演会~古典芸能落楽パック」(10月22日、天満天神繁昌亭)の会見に臨み、「文楽と落語のファンがお互いの面白さを気軽に観て、楽しんでもらえれば」と期待を寄せていた。

 「上方落語」のかい枝と「人形浄瑠璃文楽」の吉田玉翔(46)がタッグを組み、古典芸能として「敷居が高い」「難しそう」という落語と文楽の魅力をまとめて分かりやすく、知ってもらおうというコラボ公演。落語の「落」と文楽の「楽」で落楽パックと名付けられた。

 まずは文楽の「三番叟(さんばそう)」を玉翔、太夫の豊竹靖太夫らが演じ、「文楽おもしろ解説」として、玉翔らがかい枝を相手に「文楽」を分かりやすくPRする。かい枝が落語「豊竹屋」を演じ、最後は落語と文楽がコラボ。かい枝が「天神山」を話し、玉翔らがその周りで人形を舞わせる。

 「(文楽の)語りと(噺家の)喋りには速さに差があってホントにやりにくいが、それが面白みの1つになる」と玉翔も2つの古典芸能の化学反応を楽しみにしていた。

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2022年9月30日のニュース