伊集院光 師匠・三遊亭円楽さんに「人間にしてもらいました」 訃報に「頭の中が整理できず…」

[ 2022年9月30日 18:28 ]

タレントの伊集院光
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 日本テレビ「笑点」の大喜利メンバーとしてお茶の間の人気者だった落語家の六代目三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名・會泰通=あい・やすみち)さんが30日、肺がんのため死去した。72歳。東京都出身。所属事務所が同日、公式サイトで報告した。弟子のタレント・伊集院光(54=高座名は三遊亭楽大)は所属事務所を通じて「まだ頭の中が整理できず、まとめることができません」と悲しみのコメントを寄せた。

 伊集院は1984年7月、楽太郎時代の円楽さんに弟子入りし、88年に二つ目に昇進した。90年頃まで落語家として活動したが、その後、自主廃業。円楽さんとの師弟関係は続き、2018年10月には円楽さんが初期の肺がんから復帰後、伊集院がパーソナリティーを務めていたTBSラジオ「伊集院光とらじおと」で初のメディア出演。21年6月には東京・有楽町よみうりホールで二人会を開催した。

 伊集院のコメント全文は以下の通り。

17歳の時に、学校にも行かずふらふらしていた時分に、師匠に拾っていただき、人間にしてもらいました。その後僕は古典落語の道を諦め、紆余曲折あったものの「お前が俺を尊敬してるうちは弟子を名乗ったらいいさ」と温かい言葉をいただき、師弟関係を続けさせていただきました。

ここ数年は、円楽伊集院光二人会を開催するなど、夢のような時間を過ごすことができました。「回復したら博多と札幌でまたやろうぜ」と約束していたのに、この文章を大人としてきちんとした定番の追悼の言葉でしめるべきなのでしょうが、まだ頭の中が整理できず、まとめることができません。もう少し心の中で師匠と会話をしてから、いろいろ話させてください。
             伊集院 光

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2022年9月30日のニュース