「ごぼうの党」奥野卓志氏 花束騒動の発端を告白 メイウェザーVS那須川天心で「憤りを覚えた」

[ 2022年9月30日 20:16 ]

花束贈呈でメイウェザー(奥)に手渡さず花束を落としたごぼうの党の奥野卓志代表(撮影・島崎忠彦)
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 25日に行われた総合格闘技イベント「超RIZIN」での元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)への花束贈呈の場面で物議をかもしている奥野卓志氏(48)が緊急釈明会見を、30日に配信した。

 奥野氏は、自身が代表を務める政治団体「ごぼうの党」の公式YouTubeチャンネルに緊急釈明会見をアップ。一連の行為については、「思うところがあったので、せっかくいただいた機会でなにか今まで思っていたことをパフォーマンスとして示したいと思って“メイウェザーさんに花束を渡したい”と私から申し上げました」と話した。

 2018年の大みそかに行われた、那須川天心とメイウェザーの一戦を見て憤っていたといい、「試合の前日にメイウェザーが自家用ジェットでやってきて、試合をする前にやるべきことがあるんですけど、その中の1つでバンテージチェックというものがあります。その時間に2時間以上、メイウェザーは遅刻してきて試合の直前になって、那須川天心選手に対して“俺が見ていないからバンテージを巻きなおせ”と言って、那須川選手のバンテージにはさみを入れた」と当時を振り返った。

 続けて、「そのことによって、那須川選手は試合の前にアップをすることも出来なかったとYouTubeで語っています。私はこの件に関しても憤りを覚えたんですが、これがメイウェザーじゃなくて、日本人同士の選手だったらこんなことは許されるでしょうか?」と投げかけた。

 「ごぼうの党」奥野代表は、同イベントNFTデジタルチケットを420万円で落札し、花束贈呈の権利を得たが、メイウェザー本人に花束を手渡さず、リングに投げつけた。会場のファンもネット上も騒然となり、RIZIN.38の第4試合終了後にリングに上がった榊原CEOは「神聖なリングに品性下劣な男を上げてしまったことをおわびします。世界中に日本人の恥をさらしたことが悔しい」と頭を下げた。

 また、奥野氏は29日に公開されたユーチューバー・ヒカルの動画内で「何より、朝倉未来選手とメイウェザー選手ですね。試合が始まる前の空気を汚してしまったことを、お二人に謝罪させていただきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

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2022年9月30日のニュース