近藤春菜 「バーミヤン」で両親を前に涙した日 元警察官の父が言う「人として最低であることの教え」とは

[ 2022年8月21日 12:33 ]

「ハリセンボン」の近藤春菜
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 お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜(39)が20日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。元警察官の父について語った。

 思い出の食事として、地元・狛江にあるファミリーレストラン「バーミヤン」のラーメンを挙げた近藤。

 中学生の頃から芸人になりたいと思っていた当時を振り返り「中学の担任の先生が卒業アルバムに“将来テレビに出てそう”って書いてくださって。当時芸人になりたいって言ってなかったんですけど、私なっていいんだって思って」と背中を押された思いがしたという。

 短大を卒業する際、本格的に芸人を目指そうと決意したが「親に言えなかった。父は警察官だったし、不安定な仕事も反対されるんじゃないかと。それで家族でバーミヤン食べに行った時、両親から“将来どうするの?”と言われて、芸人になりたくて養成所入りたいと思ってると言ったんです。反対されるなと思ってたら、やりたいことあるならやりなさいと。拍子抜けして泣いちゃって」と回想した。

 番組では父からその時の心境をつづったメッセージが紹介された。「春菜は子供の時からお笑いが好きだったようでお笑い番組をよく観ていたし、また頑固な一面があり、親が言っても本人が納得しないと動かないということも分かっていたので、仮に就職してもすぐに辞めてしまうだろうということは想像できました」。近藤は「言わなくても、いつかそうやって言う日が来るから、母と一緒にその日を待とうと思ってたんでしょうね」としみじみと語った。

 さらに父からは「春菜が芸人になり今日まで続けてこられたことは本人の努力もさることながら、スタッフ、諸先輩方、ファンの皆様のおかげと感謝しております。そして何よりはるかちゃんが相方であったことが今日のハリセンボンがある大きな要因であることは間違いないと思います。とかく人は仕事がうまくいくと、すべて自分の力と勘違いするものです。私が現職時代、冗談で良く言っていた言葉があります。『成功は俺の力、失敗は部下のせい!』これは人として最低であることの教えです。けっしておごらず、謙虚な気持ちを持ち続けていってほしいと思います」とのメッセージも。MCの加藤浩次も「基本的な、いい事言ってらっしゃる。まさにその通り」と深くうなずいていた。

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2022年8月21日のニュース