松原耕二氏 旧統一教会巡る問題「岸田さんの顔が見えない、本来何をしたい人だったんだと」

[ 2022年8月21日 11:35 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 TBSの松原耕二キャスターが21日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡っての、岸田文雄首相の姿勢について私見を語った。

 自民党の萩生田光一政調会長が旧統一教会の関連施設を6月に生稲晃子参院議員と共に訪れたことを特集。政務三役73人中31人が教団と何らかの接点を持っていたこと、調査をすべきという野党側に対し政府側が「個人の政治活動に関するものであり(教団との関係について)調査を行う必要はない」と閣議決定したことなどを伝えた。

 MCの俳優・関口宏が「政府の態度はこれでいいのかなあという疑問にとらわれてしまう」と語る中、松原氏は「岸田さんの顔がどうも今回見えない。徹底的に何とかしようという気が全然見えてこない。これが気になる」。安倍派に協会と近い人が多いとしつつ「深入りすると、最大派閥にダメージを与えるんじゃないかと考えているんじゃないかと思われても仕方ないと思う」と持論を語った。

 さらに「本来、参院選が終わって、岸田さんはようやく思いっきり岸田色を出せるせるはずだったが、人事も典型的な派閥均衡人事」などと指摘も。「そう考えると、この政権というのは党内バランスをとって、政権維持自体が目的化してしまっているんじゃないかと。岸田さんは本来何をしたい人だったんだと…。その背骨が見えなくなっているという気がして、それがないと世論がだんだん離れていくんじゃないかという気がします」と解説した。

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2022年8月21日のニュース