なぜ?3年前と変わった世間の反応 山口真由氏「佐々木朗希投手という器が私たちの意識を変えてくれた」

[ 2022年4月18日 17:56 ]

ロッテ・佐々木朗希
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 元財務省官僚で信州大の山口真由特任准教授が18日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で「2試合連続完全試合」の偉業を目前にしながら9回から交代したことについてコメントした。

 2試合連続での完全試合はプロ野球でも大リーグでも達成されていない歴史的快挙だったが、井口監督は「先々のことを考えると、ちょっとあそこ(8回)で限界だった。7回終わった時点でちょっとへばりつつあったので、何とか8回までと思っていた」と説明。佐々木朗も「疲れている部分があったし、納得する形で降りました」とコメントした。

 指揮官の決断についてはSNSでも「賛」の声が多く、スポニチのツイッター「スポニチ野球記者」の緊急アンケートでも圧倒的多数の75・5%のファンが賛成。「先の方が大事」「英断」などのコメントが寄せられた。

 大船渡高時代、佐々木朗が甲子園切符がかかった岩手大会決勝で登板を回避したことに触れ、「大船渡高校の時にはかなり批判もあったと思うんですよね」と振り返った山口氏。当時、大船渡高・国保陽平監督の判断には批判的な声もあったが、山口氏は「今回多くの人が(井口)監督の判断は正しいと思っているのが印象的で、まさに佐々木朗希投手という器が私たち見る側の意識を変えてくれた」と話した。

 今回は快挙を逃したが「こんなに早くピークを持ってこなくても彼はどんどんどんどん大きくなっていくだけの器だっていう、選手の存在感の大きさをすごく感じました」と山口氏。司会の羽鳥慎一アナウンサーが、ロッテ首脳陣の将来を見据えての判断だったと説明すると、山口氏は「人生は長い!」とつぶやいていた。

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2022年4月18日のニュース