高橋杉雄氏 ウクライナ侵攻の今後の戦況分析「ドンバス北部での決戦が数カ月の戦争の流れを決める」

[ 2022年4月18日 16:55 ]

 防衛研究所・防衛政策研究室長の高橋杉雄氏が18日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜1・55)にリモートで生出演。マリウポリのウクライナ兵にロシアが投降を要求したことに言及した。

 フリーアナウンサーの宮根誠司に「ウクライナとしては領土を取られたくない。徹底抗戦をしたいという考え。西側からはどんどん武器供与が続く。ただ戦争が長期化し泥沼化すると、民間人の方の犠牲者が増えるという何とも心の痛い状況が続きますよね。ゼレンスキー大統領も『マリウポリの軍を全滅させたらすべての交渉をしない』って言ってます。ここからの戦況ってどうご覧になられますか?」と振られた、高橋氏は「1つはドンバス北部での決戦がどうなるかによります」と指摘。「ここでロシア軍が大勝することになれば、ロシアは再びオデーサ方面への攻勢であるとか、そこを足掛かりにキーウを狙う事が出来ます。

 一方、ウクライナ軍が勝つ、あるいは引き分けみたいな形になると、東部地方での消耗戦がまだまだ続くという形になるのではないかと思います。ですから、この戦況がどう転ぶのか、どういう形になるのかというのがこれからの数カ月の戦争の流れを決めるという事だと思います」と語った。

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2022年4月18日のニュース