高橋杉雄氏 今後のロシア軍は「化学兵器には至らない…でも有毒のガスを使うっていうのが考えられる」

[ 2022年4月18日 16:40 ]

 防衛研究所・防衛政策研究室長の高橋杉雄氏が18日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)にリモートで生出演。ロシアのウクライナ侵攻について語った。

 ロシア軍が現地時間11日夜、ウクライナのマリウポリでウクライナ軍人と市民に対し、化学兵器(毒物)を使用した可能性が指摘されている。ウクライナ軍によれば、ロシア軍が無人機から投下し、被害者には呼吸困難などの症状が見られるという。高橋氏は「先日使われた化学物質を再び使用する可能性がある。化学兵器は例え使用されてもその化学物質を採取しなければ証明できないグレーゾーンの兵器。しかし使用にはロシア兵へのリスクも伴う」と指摘。

 フリーアナウンサーの宮根誠司に「もし使うとなれば、ロシア兵を撤退させて使うのか、この辺りどうなんですかね?」と聞かれると、高橋氏は「適切な防護服をちゃんと装備させないといけないので、本当の化学兵器を使うっていうのはなかなかハードルが高いんだと思います。なので、先週使ったような、あれが化学兵器だったのかどうか分かりませんけれども、催涙ガスとかその種の化学兵器には至らないような、でも有毒のガスを使うっていうのがまずは考えられます」と自身の考えを語った。

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2022年4月18日のニュース