井上貴博アナ 佐々木朗希の降板で社会への影響推測「酷使が美徳の時代は変わっていいという気が」

[ 2022年4月18日 16:41 ]

TBS井上貴博アナウンサー
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 TBS井上貴博アナウンサー(37)が18日、キャスターを務める同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、2試合連続の快投を見せたロッテ佐々木朗希投手(20)について私見を語った。

 佐々木朗は10日のオリックス戦でプロ野球28年ぶりの完全試合を達成したのに続き、17日の日本ハム戦でも8回を無四球14奪三振のパーフェクト投球。その後、井口資仁監督の判断で降板した。

 番組では、降板の際に球場内にブーイングの声はほとんどなかったことを伝え、降板の判断についてのさまざまな意見を紹介。佐々木朗自身も疲れを感じていたとのコメントも報じた。

 井上アナは「いちファンとしてはもちろん見たかったなという気持ちはありますけど、誰よりも最後まで投げさせてあげたかったのはきっとロッテの首脳陣であり、井口(資仁)監督だったと思う」と、首脳陣の胸の内を推察した。

 さらに「監督は続投させる方が簡単な判断」とし、「だけど彼の無限の可能性を信じて、そちらへベットする(懸ける)。そこで『もっとすごいことができるんだから、君は』と、そんなメッセージなのかなと思う」と降板の判断を深掘りしていた。

 球界だけでなく世間が大いに注目した一戦での出来事。井上アナは「野球だけでなく、スポーツ界全体、もっと言うなら会社組織などを含めて、今まで1人が体を酷使してやり続けるのが美徳とされていたものを、もう時代は変わっていいんじゃない?と一石を投じて下さったのかなという気すらしました」とも話した。

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