三浦春馬さん 再評価されている歌手としての能力 演劇界も“穴の大きさ”痛感

[ 2020年8月4日 08:30 ]

三浦春馬さん
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 7月18日に急逝した俳優の三浦春馬さん(享年30)。時間の経過とともに、失われた才能の大きさにあらためて注目が集まっている。とりわけ、再評価されているのがシンガーとしての側面だ。

 遺作となった2作目のシングル「Night Diver」は、今月のCD発売に先がけて7月24日に先行配信されると、初週3万5898ダウンロードを記録。オリコンの週間デジタルランキング(単曲)で初登場3位となった。トップ3入りは自身初。音楽関係者は「亡くなったことで注目を集めただけでなく、確かな歌唱スキルが聴く人の心をとらえた」と分析する。

 その歌声の裏には、ストイックな努力があった。レコード会社関係者は「俳優という肩書きがメインなのに、本職の歌手も驚くほどボイストレーニングに打ち込んでいるのは有名だった。トレーナーにどん欲に質問し、どんなに忙しくても妥協することはなかったと聞く」と話す。

 かつてはCMでも、オペラ調の発声で高音を伸びやかに歌う姿を披露していた。「ミュージカルの世界で通用するようになりたいと強く思っていたようです」(同関係者)。

 舞台でメインを張る俳優は、演劇に軸足を置いているケースが大半。舞台関係者は「ドラマや映画でお茶の間人気の高い人がメインを張ると、新たなファン層を掘り起こせるので、演劇業界では大変重宝される。三浦さんは“お茶の間寄り”の代表選手。確かな歌唱力も備え、特にミュージカルではかけがえのない存在になりつつあった」と惜しむ。

 今年12月から来年の年明けにかけて、東京・日生劇場で主演予定だった日英共作の新作「The Illusionist―イリュージョニスト―」の主催者は代役の調整に追われる日々だ。同作スタッフは「あれだけいい歌を歌える人は、同世代では少ない。三浦さんを失い、その穴の大きさをあらためて痛感している」と話している。(記者コラム)

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