藤井棋聖、2冠王手なるか 木村王位巻き返すか 王位戦第3局第1日スタート

[ 2020年8月4日 09:24 ]

神戸市の中の坊瑞苑で午前9時に始まった第61期王位戦7番勝負第3局の挑戦者・藤井聡太棋聖
Photo By 提供写真

 将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)が最年長タイトルホルダーの木村一基王位(47)に挑む第61期王位戦7番勝負第3局が4日午前9時、神戸市の中の坊瑞苑(ずいえん)で始まった。

 藤井の連勝で迎えた本局。藤井が勝てば2冠へ王手がかかる。一方、前期に46歳で悲願の初タイトルを手にした木村は、初防衛を目指す上でも負けられないところだ。

 対局場には藤井、木村の順に入室した。和服姿の藤井は濃い抹茶色の紗紬(しゃつむぎ)を羽織り、中の着物は濃紺。この日のマスクは、棋聖戦で着用した後に話題となった絹製の通称“藤井マスク”ではなく、使い捨てタイプのようだ。

 午前9時、藤井の先手で開局。藤井は角道を開け、後手の木村は腕組みをして1分ほど考えてから飛車先の歩を突いた。戦型は矢倉模様となった。

 王位戦7番勝負は2日制で持ち時間は各8時間。4日は午後6時に指し掛けとなる。

続きを表示

この記事のフォト

2020年8月4日のニュース