ソフトバンク石川が1安打完封で3勝目 快挙逃すも2年ぶり完封勝利でコロナ禍のチーム救う

[ 2022年7月3日 15:23 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3ー0西武 ( 2022年7月3日    ベルーナドーム )

<西・ソ>石川(左)はチームメートに出迎えられる(撮影・尾崎 有希)
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 ソフトバンクの石川柊太投手(30)が3日の西武戦(ベルーナドーム)に先発し、6回まで無安打に抑えるなど、わずか1安打の完封勝利で3勝目を挙げた。石川にとって、2年ぶり2度目の完封となった。

 2回に1死から連続四球で1死一、二塁としたが、中村を中飛、オグレディを遊飛に打ち取ってリズムに乗ると、6回まで無安打の快投。7回先頭の森に左前打を許して、ノーヒットノーランの快挙は消えたが、後続をしっかり打ち取って無失点。8回、9回も安打を許さなかった。投球内容は9回、118球を投げ1安打、8奪三振、3四球。三塁を踏ませない快投だった。

 石川は4月26日の西武戦(ペイペイドーム)で2勝目を挙げて以来、6試合連続で白星がなく、7戦ぶりの勝利をかけたマウンド。チームが新型コロナウイルスの陽性者が続出する中、2試合が中止になった影響で、1日の先発予定からスライド。6月21日以来、中11日空けてのマウンドだったが、チームを救う自身68日ぶりの白星となった。

 ▼石川 色々チーム状況とか大変な中、ちょっとスクランブルな感じの登板になったんですけど、しっかり勝ちに結びつく投球ができてホッとしています。(スライド登板は)難しいなと思う反面、自分自身はこういう時こそチャンスだというつもりで投げました。全体的に球種を(捕手の)海野が使ってくれて、それに自分もついていけたのが大きかった。(記録は)毎登板、毎登板、完全試合、ノーヒットノーランを目指していますし、そこからの逆算というか道のりなので。ヒット打たれるまではノーヒットノーラン、そこからは完封みたいな形で、1球1球投げている。意識しているといえばしていましたし、打たれた後も次しっかり抑えようと、気持ちを切らすことなく投げられた。

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2022年7月3日のニュース