阪神・伊藤将 得意の竜斬りで5勝目 2年目ジンクス「もう全然、なし」 チームは土曜日8連勝

[ 2022年7月3日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5-2中日 ( 2022年7月2日    バンテリンD )

<中・神>7回2失点で5勝目を挙げた阪神先発・伊藤将(撮影・平嶋 理子)
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 2年目とは思えない、巧みな投球術が光った。阪神先発の伊藤将が8安打を浴びながら、7回2失点の粘投で今季5勝目。チームの連敗ストップに貢献し、爽やかに汗をぬぐった。

 「連敗をストップできたのが本当によかった。内もうまく使いながら、後半は外のツーシームとかでカウントが取れたり、打たせて取ることができた」

 序盤のピンチをしのぎ、リズムをつかんだ。初回1死一、二塁で4番のA・マルティネスを遊ゴロ併殺打。2回1死一、三塁では京田を投ゴロに封じ、続く松葉を見逃し三振に退けた。いずれも味方の失策から広がったピンチを零封。直後の3回無死一塁では、内角直球にのけぞりながらも犠打を決めて一挙4得点を呼び込んだ。

 ちょうど1週間前に8回無失点と好投した中日を再び抑え、これでプロ入り後は5戦で4勝無敗。試合後には「相性は今はいいだけ」と謙そんしたが、中日に限らず他球団への対策には、以前から手応えを口にしていた。

 「去年1年間経験させてもらって、だいたいのことは把握できた。(経験を生かして)うまくかわしながらとか、弱点を突くことが明確にできている。(2年目のジンクスは)もう全然、なし」

 今季先発した9試合のうち、7試合でクオリティースタート(6投球回以上、3自責点以下)を達成。矢野監督からは「安定感はヤギ(青柳)と同じようにある」と賛辞を贈られた。チームも土曜日は8連勝。背番号27の躍動とともに、“ハッピーサタデー”が続く。(阪井 日向)

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2022年7月3日のニュース