日本ハム・宇佐見 由伸撃ち自己最多タイ4号「ボスから教わったことを継続」伊藤の“予言”信じ完封導く

[ 2022年7月3日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム5―0オリックス ( 2022年7月2日    札幌D )

<日・オ>ガッツポーズで写真に納まる(左から)上川畑、フレップ、伊藤、ポリー、宇佐見(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・宇佐見が巨人時代の17年に並ぶ自己最多4号ソロを放った。7回に山本を攻略する貴重な追加点を叩き出し「今のところボスに教わったことを継続してやって結果が出ている」と新庄監督の指導に感謝した。前日に土をつけたリーグトップの防御率を誇る山岡に続き、この日も山本を攻略した打線に、新庄監督は「なかなか点数が取れないと思っていた。びっくり。よく打ちますよ。僕なら4三振」と笑っていた。

 試合後の宇佐見との一問一答は以下の通り。

 ――山本由伸から一発。
 「カットボールだと思います」

 ――エースに対してどういう意識で。
 「全部の球種いいので、とりあえず一番速い真っすぐに負けないようにということだけ考えて打席に入りました」

 ――感触は。
 「打った感触良かったので飛ぶなぁ~と」

 ――キャリア最多タイの4号。
 「まだ全部終わってないから分からないですけど、今のところはキャンプ中にボスから教わったことを継続してやってずっとコツコツ結果が出ているので、それは良い感じで毎日臨めていると思います。それを継続していければ」

 ――その前にはレフトにヒット。意識は変わらない。
 「とりあえず一番速いボールを意識しながら打ったらどうなるかなので、あまり方向とかは決めてないのですけど」

 ――今もボスからアドバイスを。
 「今もちょくちょくもらってます」

 ――伊藤の調子は。
 「全部がビシビシ決まるわけじゃなく、ほどよくちょっと荒れたりしながら決まるところは決まってって感じだったので、そのほどよく荒れてる具合が良かったのかなっていうのもありますし、やっぱりランナーを出してからとか、ピンチになってから集中して投げてくれたので、本当にやりやすかったというか、ナイスピッチングですね」

 ――荒れ具合も考慮しながらリードで気をつけたところは。
 「ボール先行になりすぎないように、なるべく早くストライクやファウルなりでストライクを取ることは常に意識していた」

 ――3回の重盗をうまく阻止した。
 「ベンチからのサインもあったので、よく投げられたので良かったです」

 ――ウエストはプレッシャーにもなる。
 「そうですね、走ってきたら絶対刺さなきゃいけないのがウエストなので、そこで浮いたりして、それたりしたらベンチからのサインが無駄になっちゃうので、そこはちゃんといったのが良かったのかなと思います」

 ――8回1死二塁で福田を打ち取った場面。最後は伊藤が何度か首を振っていたが、どのようなボールを要求していた?
 「自分的には、その前でインコースでセンター前に打たれて、その前の打席でもスライダーを初球、ライト前に引っ張られていたので、難しいなと思いながら、でも引っ張られたくないしっていうので、もう外の真っすぐであんまりファウルを取ってなかったので。1打席目も真っすぐがボールで、見逃し、見逃しで(外真っすぐで)普通に三振だったので、どうなんだろっていうか、まだ大海も元気だったので、(2、3球目は)そこでファウルを取れたので、打ってもレフトフライとかセンターに詰まったセンターフライ、レフトフライになりそうだなってイメージがあったので。そこで仕留めるためにもっといろいろフォークを投げたりチェンジアップを投げたりとか、大海は早めの決着をつけたかったと思うので、そこに行き着いたっていう(ことです)」

 ――前回、石川亮が変化球のパーセンテージを同じような配球にしたと。それは今回も意識したか。
 「今日はそこまでは意識していなくて、ミーティングをやった時に大海も『なんか今日行けそうな気がします』って言ってたので、自分だけそのバッターのデータをちゃんと覚えておいて、あとは大海の投げたいように投げられるように導くだけだったので。それに大海が応えてくれて、結果として抑えられたのは良かったですね」

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