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ヤクルトOB・飯田哲也氏が黄金期との違い語る 楽しむ雰囲気で個々の力発揮

[ 2022年7月3日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―1DeNA ( 2022年7月2日    神宮 )

飯田哲也氏
Photo By スポニチ

 2リーグ制後では史上最速で優勝マジックを点灯させたヤクルト。その強さはどこから来るのか――。野村克也監督らの下、黄金期に主軸として活躍したヤクルトOBの飯田哲也氏(54)は、ベテランと若手が見事に融合した現チームには、黄金期のチームとは違った野球を楽しむ雰囲気を感じるとした。

 今のヤクルトを見ていると、本当に野球が楽しそうでならない。重圧を感じさせず、縮こまってプレーする姿はない。選手個々が力を発揮しやすい雰囲気にあふれている。

 僕らの時代、野村監督の下で「こうやらないといけない」と決め事があった。「お前の役目はなんや?」と言われ、徹底させられた。その役割を果たすことでチームが勝ち、自信が増す。「これをやれば勝てる」と。それが強さの一番の要因だったと思う。でも今は違う。選手がプレーしやすい環境の下で役割を果たしている。

 それをもたらすのがベテランと若手の融合。野手は青木と川端、投手は石川のベテラン組がやりやすい雰囲気をつくり出す。「失敗してもいい。後は俺らが何とかする」と。そこに高津監督の「絶対、大丈夫!」という後押しが加わり、若手が力を発揮している。

 その若い力の中でも村上の存在は計り知れないほど大きい。「何とかしてくれ」という時に、本当に何とかしてくれる。これほど心強い存在はない。「村上のチーム」と言ってもいいかもしれない。ただ、村上に頼り切りにはならず、個々の選手が力を発揮できるから今のチームは強い。

 こんな早い時期のマジック点灯。勝ち慣れているチームなら油断も生まれやすいが、弱い時代も経験しているから、一生懸命プレーしていて気持ちの面での隙は見当たらない。その点は、低迷期を乗り越えて黄金期をつくった僕らの時代と似ているかもしれない。怖いのは主力の故障などアクシデントだけだ。

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