新庄監督 日本ハム最速男・五十幡×武井壮“初出しテク” 選手たちとの化学反応に期待

[ 2022年2月2日 20:10 ]

<日本ハム名護キャンプ>新庄監督(中央)が見つめる中、武井壮氏(左)にアドバイスを求める五十幡(球団提供)
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 日本ハムの新庄剛志監督(50)から春季キャンプでの臨時コーチのオファーを受けた陸上十種競技元日本王者でタレント・武井壮(48)が2日、沖縄・名護での1軍キャンプに来場し、選手への指導を行った。

 新庄監督は武井臨時コーチを迎えたキャンプ2日目について「ひじょ~にプラスになっていて、武井壮くんがみっちり2組に分かれて2時間ずつ、今でもやってくれているんですけど」とうれしそうに振り返り、「普段質問をしないイメージがある選手たちがみんなバンバン(質問をして)。2、3人ノートを持って待ってた、まだ」と武井臨時コーチ招へいの目に見える効果に目を細めた。

 「僕って外野手の守備うまいじゃないですか。僕が投げる、走る、捕るの技術は教えられるけど、走り方を教えるトークの技術がないから」と武井臨時コーチ招へいの狙いを具体的に説明。ビッグボスが「ウチで一番速い」と評する五十幡は「直線は足を痛めないが、コーナリングでいつも足を痛めてしまう」ことを武井臨時コーチに質問したといい、まだ指導が続いていると感心した表情で語った。武井は48歳の今でも100メートルを11秒で走れる“怪物”。新庄監督は「やっぱ普通の人じゃないよね」と笑いつつ、「(武井が)自分のテクニックを表に出したのは初めてらしくて」と感謝。今後、武井も日本ハムの選手が気になるだろうし、選手たちも教えてもらったことを毎日やっていって結果を出していって、今度は武井くんを喜ばすことができていったらいいと思うんですよね」と初出しの“武井メソッド”とビッグボスチルドレンの化学反応に期待した。、

 特別講師を務めた武井は、選手や新庄監督、稲葉GMらに2時間ほど走り方や体の使い方を指導した。手と足の使い方を説明した後、走者の時のスタートの切り方などを実践。その後、メディシンボールと野球のボールを使って座学を行い、宇佐見の身体を叩きながら説明し、ジャンプや立ち幅跳びの動きも見せた。スキップをする選手らに、武井からは「動きは小さく、空中の時間は長く」などの声が飛び、短距離のタイム計測なども行われた。

 武井は先月23日、TBS「サンデージャポン」に生出演した際、指揮官からSNSのダイレクトメッセージで「その年齢になっても100メートル11秒で走れるって、絶対にコツがあるでしょ?ケガをせずにうまく走れる方法があったら、選手たちに話してほしいんだよね」と依頼されたことを明かしていた。

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