巨人・吉川 不動の二塁レギュラーへ 「量もたくさん振ってアピール」

[ 2022年2月2日 20:52 ]

<巨人宮崎キャンプ>打撃練習する吉川(撮影・河野 光希)
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 振って振って確固たる地位を築く。巨人の吉川尚輝内野手(26)が2日、全体練習後に1時間の特打を敢行。ロングティー、フリー打撃で汗を流した。

 「強く振ることを意識してやっている。これからどんどん振っていきたい。1球でいい打球を飛ばせるように1球1球しっかり振っていく」

 昨季は二塁で99試合に出場し、リーグトップタイの守備率・992をマーク。今季から元木大介(現ヘッドコーチ)、小笠原道大(現2軍打撃コーチ)らが背負った1桁番号の背番号「2」を着ける。主力への階段を着実に登っているように見えるが「まずはアピールしないと試合に出られない」と慢心はない。一年間戦い抜く体にするため体重も3キロ増量。「しっかりウエート(トレーニング)もやりながらキープしていきたい」とシーズンを見据える。

 進化を求め変化を加えた。「前の型は自分の中では使いこなせてるというか、慣れているバット。何か変化を変えたいなと思い切って全部変えた」とバットのモデルを変更。「900(グラム)ちょっと」という新相棒で振り込み「強く振れれば軽いバットに変えたときにより速くスイングスピードも上がると思う」と速く、強いスイングを求めている。

 潜在能力の高さは折り紙付き。この日、キャンプを視察した侍ジャパンの栗山監督も期待の若手に名前を挙げた。それでも「このキャンプはしっかり量もたくさん振ってアピールしていきたい。開幕に向けてしっかり準備していきたい」と表情を引き締めた吉川。チーム屈指の守備力を誇る26歳が打撃力向上で不動のレギュラーを目指す。(小野寺 大)

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2022年2月2日のニュース