42歳のオリ・能見 いきなりブルペン52球 古巣の矢野監督退任には「選手はいろんなことを思いながら」

[ 2022年2月2日 05:30 ]

初日からブルペンで投球するオリックス・能見(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックス・能見がキャンプ初日からブルペン入り。内外角や高低の投げ分けなど明確な意図を示す直球主体の52球を投げ込んだ。

 「毎年のルーティンなので。最初はしっかり投げる期間。(78球だった)去年はアピールなどを加味しながらだったので今年は抑えめ。(実戦登板も)今年は後の方になりそうなので逆算して、という感じになりますね」

 5月で43歳。現役最年長投手となっても、投げ込むスタイルは変わらない。阪神から加入した昨季は26試合で防御率4・03も、兼任コーチとして山本や宮城ら若手に助言を送りリーグ優勝に貢献した。今季から厚沢投手コーチが加わり、兼任の負担軽減が見込まれる。選手としても指導者としても、一層の能力発揮に期待が懸かる。ブルペンを視察した中嶋監督からは改めて「能見サン、仕上がっています。初日にブルペンに入るというのは(若手の手本として)非常にありがたい」と信頼を寄せられた。

 古巣では、矢野監督が今季限りでの退任を発表。決断について「監督自身が決められたことですし、選手は優勝を目指して、いろんなことを思いながらとなると思う」と語った。阪神との日本シリーズでの関西ダービー実現は目標の一つ。「できたらいいなとは思いますけど、なかなかペナントで勝ち進むのは難しい。まずは足元を見て」と気を引き締めた。(湯澤 涼)

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2022年2月2日のニュース