ヤクルト・奥川 自覚の“ハイペース” 今年初ブルペンで直球のみ30球「自分で投球間隔や球数を決めて」

[ 2022年2月2日 05:30 ]

<ヤクルト浦添キャンプ>ブルペンで投げ込む奥川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト・奥川が3年目の独り立ちだ。沖縄・浦添キャンプ初日に今年初のブルペン入り。「今日は傾斜で投げることが目的」と直球のみ30球。テーマを明確にして中村や星稜の1学年後輩の内山壮を相手に投げ込み「さすがに3年目なので自分で投球(練習の)間隔や球数を決めてやれるようにならないといけない。いい調整ができれば」と語った。

 1年目は右肘痛でノースロー調整。昨年は小野寺2軍投手コーチと話し合って、球数や投球練習の間隔を細かく計画した上でキャンプインし、多くても80球程度にとどめられた。シーズンではチームトップタイの9勝を挙げリーグ優勝と日本一に貢献したが、最短で中9日での登板だった。

 開幕投手の候補でもある今季目標は「2桁勝利と規定投球回」。中6日も視野に入れており「ある程度は投げておかないと肩はつくれない。そういう日があってもいいのかな」と100球以上を投げ込む日も思い描く。初めてキャンプの調整法を任された近い将来のエース候補は、さらなるレベルアップを狙う。(青森 正宣)

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2022年2月2日のニュース