プロ野球キャンプイン 各球団コロナ対策を徹底

[ 2022年2月2日 05:30 ]

<巨人宮崎キャンプ>検温を済ませたファンはマスクにシールを貼る(撮影・森沢 裕)
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 プロ野球は1月に選手、関係者ら100人以上の新型コロナウイルス陽性者が判明するなど、まだまだ予断を許さない状況ながら2年ぶりに有観客で春季キャンプをスタート。宮崎、沖縄は両県とも「まん延防止等重点措置」が適用されている中、各球団は感染対策に気を配りながら3月25日のセ・パ同時開幕に向け調整を進める。

 ≪除菌脱臭器設置≫ヤクルトは沖縄・浦添の球場内の選手ロッカーや記者室にはオゾン除菌脱臭器「エアバスター」が置かれた。観客は受け付け、検温を済ますと「検温済み」の証として配られるリストバンドを身につけて入場。席は全席指定席で、1席空きの間隔が保たれた。スタンド内では水分補給以外の飲食は禁止のルールを守って観戦した。

 ≪健康ならシール≫巨人は宮崎市内の宿舎と球場を往復するバスの本数を増やし、選手やスタッフが移動時の密を避ける対策が取られた。また、来場登録アプリ「Go to GIANTS」をダウンロードし、連絡先などを登録したファンは健康状態に問題がない目印としてマスクにシールを貼って入場した。

 ≪常にマスク着用≫日本ハムは1軍(名護)は感染者が続出していることからポジションごとに2班に分かれて実施。アップからキャッチボール、打撃練習もマスク着用で行った。投手陣はポール間ダッシュでもマスクを着用し、杉浦は「低酸素トレーニングのつもりでやっている」と苦笑い。宿舎でも例年は全体で食事を取っていたが、今年から自室に持ち込んで食べるスタイルとなり、宮西は「グラウンドでのコミュニケーションが大事になる」と話した。

 ≪飲食は「黙食」で≫西武は2年ぶりに宮崎地鶏の炭火焼きやチキン南蛮丼の出店が復活。飲食専用エリアはテーブルがなく、椅子だけが距離を取って同方向を向く形で並べられ「スタンドで飲食をされる場合は、黙食をお願いします」と書かれた看板が設置された。ファンは入場ゲートで検温を実施して手指の消毒後、来場者チェックシートを記入した。

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2022年2月2日のニュース