智弁学園・小畠 1年夏からの進化証明、96球で3安打完投 小坂将商監督も高評価「安心して見ていた」

[ 2021年8月26日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   智弁学園7-1日本航空 ( 2021年8月25日    甲子園 )

<日本航空・智弁学園> 8回(日)2死三塁のピンチに中西を空振り三振に仕留め、雄たけびをあげる智弁学園・小畠(撮影・大森 寛明)
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 1年夏からの経験と進化を智弁学園・小畠が発揮した。2点リードの8回、連打で無死一、二塁とされても落ち着いていた。山本竜毅を二ゴロ併殺に仕留めると代打・中西海都は空振り三振に斬った。

 「併殺はフォーク。狙っていました。フォークがゾーンに入ればツーシーム系の球にもなる」

 最速145キロの直球で押すだけではない、投球術が光った。球数は96球。8三振を奪い無四球での3安打完投に、小坂将商監督も「安心して見ていた。素晴らしい。右のエースがやってくれた」と高く評価した。

 ともに1年夏から甲子園を経験する左腕・西村王雅と2本柱を形成する。「1回戦、2回戦と西村がいい投球をしていた。自分も負けへんという気持ちだった」。今春の広島新庄戦に続く完投勝利。最大のライバルとともに悲願を目指す。

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