敦賀気比・東監督 采配ミスを悔やむ「選手は難しい日程の中、精いっぱいの力をぶつけてくれました」

[ 2021年8月26日 10:52 ]

第103回全国高校野球選手権 準々決勝   敦賀気比2-3京都国際 ( 2021年8月26日    甲子園 )

<京都国際・敦賀気比>5回無死一塁、敦賀気比・長尾の右手にボールが直撃(撮影・大森 寛明)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第13日は26日、甲子園球場で準々決勝が行われ、3大会連続出場の敦賀気比(福井)は初出場の京都国際(京都)に9回サヨナラで2―3で敗れ、準決勝進出を逃した。

 欲しかった先制点は手にした。8回、2つの死球でつくった1死一、二塁の好機に5番・前川が会心の左前適時打。なお1死二、三塁で6番・小西も右犠飛を放ち、リードを2点に広げた。しかし、直後に同点とされて試合は振り出しに。さらに9回、1死二塁のピンチで8番・松下に右前打を浴びると、右翼・沼田がボールをファンブル。2走・平野に生還を許し、無念のサヨナラ負けとなった。

 東哲平監督は「私の采配ミスで選手を活気づけることができなかった」と唇をかんだ。「5回、ノーアウトのランナーを出して、フォアボールの出塁もあったが、ダブルプレーに終わってしまった。5回まで、1回を除いて全てチャンスがあったが、しっかりと得点圏にランナーを送ることができなかった」と悔やんだ。

 それでも選手には拍手を送る。「天候不順で難しい日程の中、長いホテル暮らし。そんな中で選手たちは健康管理にしっかり務めてくれて、この試合に精いっぱいの力をぶつけてくれました。素晴らしいチームができましたし、選手たちを『お疲れさま。よくやった』と労いたいと思います」と心から称えた。
 
 14年以来の4強はならなかったものの、北信越王者の底力は示した。素晴らしい聖地での戦いぶりだった。

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