敦賀気比・前川誠太は父超え4強ならず 注目の進路は「プロ志望(届)を出す」

[ 2021年8月26日 11:29 ]

第103回全国高校野球選手権 準々決勝   敦賀気比2-3京都国際 ( 2021年8月26日    甲子園 )

<京都国際・敦賀気比>8回1死一、二塁、敦賀気比・前川は先制の左前適時打(撮影・井垣 忠夫)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第13日は26日、甲子園球場で準々決勝が行われ、3大会連続出場の敦賀気比(福井)は初出場の京都国際(京都)に9回サヨナラで2―3で敗れ、準決勝進出を逃した。

 8回1死一、二塁の好機に5番・前川誠太(3年)が「何が何でも先制点が欲しかった」と左前適時打で先制点を奪った。なお1死二、三塁で6番・小西も右犠飛を放ち、リードを2点に広げた。

 しかし、直後に同点とされて試合は振り出しに。さらに9回、1死二塁のピンチで右前打を許すと、右翼・沼田航(3年)がボールをファンブル。二塁走者の生還を許し、無念のサヨナラ負けとなった。

 前川の父・宏文さん(51)は87年夏に北嵯峨(京都)で投手として出場し、準々決勝進出に貢献した。父と同じ準々決勝で敗れ「昔から父を超える目標を持っていた。超えられなかったのは悔しいが、野球選手として超えられるように頑張りたいです」と力を込めた。 

 華麗なグラブさばきを見せる好守の遊撃手として今秋のドラフト候補に挙がる。試合後に前川は「悔いは残るが、自分たちがやってきたことに間違いはなかった。自信を持ちたい」と試合を振り返り、進路について「プロ志望(届)を出すつもりでいます」と明かした。

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