京都国際・森下「疲れていたけど、エースの自覚がありました」 好リリーフ&同点打で勝利に貢献!

[ 2021年8月26日 11:20 ]

第103回全国高校野球選手権 準々決勝   京都国際3-2敦賀気比 ( 2021年8月26日    甲子園 )

<京都国際・敦賀気比>力投する京都国際・森下(撮影・大森 寛明)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第13日は26日、甲子園球場で準々決勝が行われ、初出場の京都国際(京都)が3大会連続出場の敦賀気比(福井)に9回、3―2でサヨナラ勝ちして、準決勝進出を決めた。

 8回表に2点を先制された京都国際だが、直後に反撃する。8回1死満塁から3番・中川が押し出し四球を選び、まずは1点。続く森下の一ゴロで同点とした。さらに9回、1死二塁で8番・松下が会心の右前打。守備がもたつく間に2走・平野が一気にホームに還って、息詰まる接戦に終止符を打った。

 投げては今夏の甲子園で初登板となった先発・平野が5回を3安打無失点の好投だ。6回からはエース・森下がロングリリーフ。8回の2失点のみで踏ん張って、勝利につなげた。

 小牧憲継監督は「平野は予選で調子が良くなかったが、どこかで投げさせないと先がないと思ったので、『思い切って勝負に行ってこい』と。しっかり腕を振って投げてくれたと思います」と感謝。「森下はいつものボールの勢いはなかったが、気持ちだけで投げてくれたと思います」と力投を評価した。

 森下は19日の2回戦で9回130球、24日の3回戦で10回142球を投げていた。そこから中1日。「正直、疲れていました」と明かすが、同時に「エースの自覚がありました」。4回で68球を投じて2失点に抑える一方、8回には同点打を放ってバットでも勝利に貢献。それでも、「野手が踏ん張ってくれました。野手に感謝したいです」とチームメイトを称えた。

 京都勢の準決勝進出は05年に準優勝した京都外大西以来、16年ぶりとなる。「この仲間でまた野球ができることに感謝して、全員でしっかり勝ち切りたいと思います」と小牧監督。初出場での快進撃。勢いに乗って日本一へと突っ走る。

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