大谷翔平 初回に2本塁打被弾、1試合複数被弾はメジャー移籍後初 「1番・投手」二刀流出場

[ 2021年8月26日 08:20 ]

ア・リーグ   エンゼルス―オリオールズ ( 2021年8月25日    ボルティモア )

<オリオールズ・エンゼルス>初回無死、大谷はムリンスに右越えソロを打たれる(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は25日(日本時間26日)、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に「1番・投手」で投打同時出場。ベーブ・ルースの生誕地、ボルティモアで初の先発マウンドに上がり、初回に先頭打者のムリンスに初球を中越え本塁打、2死から4番・サンタンダーにも右越え本塁打を浴びた。大谷が1試合で複数本塁打されたのはメジャー移籍後初めて。

 今季19度目の先発登板で、投打同時出場は16度目。初回、初球にいきなり被弾した。ムリンスは内角よりの直球を待ってましたとばかりに強振。打球は一直線に中堅へと飛びフェンスを越えた。さらに2死からサンタンダーに甘く入った直球を右越え本塁打された。味方打線が同点に追いついた直後の2回は3者凡退、3回は走者を出したものの無失点に抑えた。味方打線が4点を勝ち越した直後の4回は5番・スチュワートに左越え2ランを被弾して2点差に迫られた。1試合3被本塁打は日米通じて初めて。大谷は勝利投手になれば、9勝目となり、1918年のベーブ・ルース以来となる同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打にあと1勝となる。

 前回登板の18日(同19日)のタイガース戦は「1番・投手」で投打同時出場し、6試合連続クオリティースタート(6回以上で自責点3以下)となる8回6安打1失点。メジャー自己最多を更新する8勝目で、自身は7連勝となり、打者では40号ソロを放つなど4打数1安打1打点だった。

 打っては、オ軍の先発右腕エリスと対戦した初回無死の第1打席は空振り三振、3回無死の第2打席も空振り三振。右腕グリーンと対戦した4回1死一塁の第3打席は一ゴロだった。

 前日24日(同25日)の同カードは「1番・DH」で打者として先発出場し、4打数1安打2四球。この日の試合前までの通算成績は、投手は19試合で8勝1敗、防御率2・79、打者は121試合で426打数115安打88打点、40本塁打、19盗塁で打率・270となっていた。

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