広島・佐々岡監督「理想的な攻撃」 3シーズンぶりの1試合5発、54歳バースデーにド派手勝利でご満悦

[ 2021年8月26日 22:25 ]

セ・リーグ   広島11―2巨人 ( 2021年8月26日    東京D )

<巨・広17>7回、3ランを放った鈴木誠を迎える佐々岡監督(撮影・島崎忠彦)
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 最下位に低迷する広島は2018年以来3シーズンぶりとなる1試合5本塁打を放ち、逆転優勝を目指す2位・巨人に11―2で大勝。連敗を3で止めた。

 コンディション不良からの56日ぶり復帰登板となった相手エース菅野から初回に主砲・鈴木誠が先制16号2ランをバックスクリーンへ叩き込むと、5番・坂倉が右中間スタンドへ2者連続アーチとなる6号ソロを放り込んで3点を先取。3―1で迎えた6回には7番・菊池涼が菅野から9号2ラン、7回には鈴木誠が戸根からまたもバックスクリーンへ17号3ラン、9回には坂倉が自身初の1試合2発となる右中間への7号3ランを桜井から放つなど、11得点すべてが本塁打によるものというド派手な一発攻勢となった。

 自身のバースデーを大勝で飾った広島の佐々岡真司監督(54)は「理想的な、先制の誠也のホームランから始まって先制、ダメ押し、中押し、ダメ押しとね、本当に攻撃陣は理想的な攻撃だったと思います」とし、初回の攻撃については「きのう、おとといとなかなか打線がつながらない中でね、本当に積極的にいった結果がね、ホームランで。まぁ、いい先制、また誠也が打ったことによってね、チームの雰囲気もガラッと変わったと思います」と振り返った。

 また、先発右腕の九里は3―0で迎えた5回に1死二塁から3連続四球を与えて押し出しで1点を失ったものの、6回で110球を投げ4安打1失点と粘投。今季巨人戦4勝目、チーム最多の今季8勝目(6敗)を挙げた。これについて佐々岡監督は「守りに入ってるっていう感じではないと思うんですけど、まぁ、ちょっと悪いところがね、やはりあのいらないフォアボール絡みっていうピッチングになるのがね、悪いところなんですけど。何とか粘り強く投げてくれましたし、ホント、5回のピンチもね、菊池の頭脳的プレー。そして6回はね、西川。本当にナイスプレーでしたね。助けてくれました」と好守で支えた守備陣も称えた。

 「きょうの勝ちでね、また地元帰れますから」と佐々岡監督。エース大瀬良が先発する27日の阪神戦(マツダ)から「地元でしっかりと戦ってきたいと思います」と意気込んだ。

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2021年8月26日のニュース