堀内さん 直江が「中途半端なピッチャーで終わってしまう」可能性を憂慮 広島は「育ててきてるな」

[ 2021年8月26日 14:37 ]

セ・リーグ   巨人5―3広島 ( 2021年8月25日    東京D )

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が26日、自身のブログを更新。前日25日の広島戦(東京D)で先発登板し、自己最短となる1回1/3で6安打3失点KOされた巨人の3年目右腕・直江大輔投手(21)について現状を憂慮、2軍での再調整を勧めた。

 直江は広島戦で1学年下となる2年目左腕・玉村昇悟投手(20)と先発同士で投げ合った。堀内さんは「若い2人のピッチングを非常に楽しみにしていたんだけど投げてみてどうだった?」とした上で、まずは6回で113球を投げ5安打3失点だった玉村について「1軍で投げるだけの力をしっかりつけてからマウンドに上がってきている。育ててきてるな、そういう感じがした」と感想をつづった。

 そして、「かたや、直江」として「昨年手術をした影響で育成から再スタートし這い上がってきているのは知ってるよ。とは言え直江が1軍で投げるには全体的にもう少しレベルを上げなくちゃいけない、という話はしてきてるよね。昨日のピッチングを見てね。ちょっと心配になってきた。それは、なぜか。昨日は1・1回を投げて47球。俺だけじゃない。直江自身だって歳が近い相手のピッチャーを意識して投げただろう。球の力のなさ。ちょっとでも甘いとやられてしまう。勝つ自信がつく前に『自分のボールはプロで通用するんだろうか。』そういうのが先に身に染みてしまうと中途半端なピッチャーで終わってしまう。特に昨日は玉村くんにタイムリーを打たれているしね」と1回1/3で47球を投げ6安打3失点、2回には相手先発投手の玉村に勝ち越しの2点適時二塁打を打たれた直江の将来を憂慮した。

 「もうボツボツ1度下げて課題に向けてレベルアップする。彼の今後のためにはそうした方がいいんじゃないのかな」と堀内さん。「そんなことを感じた試合だったね。それでは、今日はこのへんで」と締めくくった。

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2021年8月26日のニュース