ソフトバンクでも熱投任せろ!!五輪金銀コンビで2位・楽天叩く 千賀18日先発、マルティネスは17日

[ 2021年8月12日 05:30 ]

<ソフトバンク>一軍の練習に合流し笑顔でアップを行う千賀(撮影・中村 達也)
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 プロ野球公式戦は13日、再開する。ソフトバンクはまず日本ハムと3連戦。東京五輪で侍ジャパンの金メダルに貢献した千賀滉大投手(28)は18日の楽天戦で先発する方針が固まった。17日の同戦は東京五輪で米国代表として銀メダルを獲得したニック・マルティネス投手(31)が有力。金銀のメダリスト右腕コンビを現在2位の楽天との2連戦にぶつけて、優勝争いに再び食い込む。

 初の五輪で2試合を投げた鷹のエースはまだ完調と言えない。それでも、工藤監督は千賀の熱意にかけた。

 侍ジャパンで中継ぎとして金メダルを獲得後、決勝戦から中2日で10日のウエスタン・リーグ阪神戦で先発に復帰した。5回5安打4失点と不安は残したが、11日の投手練習で首脳陣と面談し、再開2カード目となる17日からの楽天戦の第2戦で先発する方針が固まった。指揮官は千賀の熱意に動かされたことを明かした。

 「早く帰ってきて、すぐ2軍で投げてね。“自分は後半に頑張るんだ”という彼の行動、思いをしっかり受け止めて、応えてあげないと。任せるところはしっかり任せてやりたい。(楽天2連戦から)いってもらう予定にしようと思います」

 千賀は昨年7月7日から楽天戦3連勝中と、好相性も後押しする。まず2連戦の初戦、17日は米国代表の銀メダリストをぶつける。「1勝にかける思い、代表で懸けていた思いを、今度はホークスにしっかりつなげていきたい」と前半戦チームトップ7勝のマルティネスは意気込む。金銀のメダリストで、現在2・5ゲーム差ある2位楽天を叩く。

 「新たな自分発見じゃないですけど(五輪は)新鮮なことが多かった。今後、1軍の舞台で気持ちがどれだけ出てくるか楽しみ。今、チームは負けられない戦いですし、上を目指す力になれるよう準備したいです」。10日の2軍戦登板後に決意を新たにしていた千賀。後半戦最初のカード、日本ハム戦は石川、東浜、和田の3人が先発。後半戦の先発ローテーション5人の一角として、マルティネスとともに右腕も再始動する。

 残り55試合。首位オリックスとは4ゲーム差だ。Bクラス、4位からの反撃に向けて、守りの柱は固まった。(井上 満夫)

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