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日本ハムへ移籍 西武・木村文紀という男 後輩へも技術を惜しみなく伝授、持ち味の守備と強肩に期待

[ 2021年8月12日 12:01 ]

日本ハムに移籍する木村
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 日本ハムの公文克彦投手(29)、平沼翔太内野手(23)と西武の木村文紀外野手(32)、佐藤龍世内野手(24)の2対2のトレードが12日、両球団から発表された。

 日本ハムへのトレード移籍が決まった木村は、埼玉栄から06年高校生ドラフト1巡目で投手として西武に入団し、12年秋に野手転向。19年には規定にわずか2打席足りなかったが、レギュラーとしてリーグ連覇に貢献した。

 昨年までなら、トレードは成立しなかっただろう。だが、今季は持病の腰痛で離脱する間に走塁、守備に優れた同タイプの愛斗が、右翼で台頭。ドラフト4位の若林、2年目の岸ら若手外野手も存在感を示し、32歳の出番は減っていった。

 今季が野手転向9年目。気づけば中村、栗山に次いでチーム3番目の年長野手となったが、辻監督からは「あいつには“永久若手”と言っている」と毎年、奮起を促された。我々、報道陣も「若手の突き上げが…」と何度も聞いたが、嫌な顔一つせずに「毎年、外野争いは熾烈だというのは分かっている。若手に負けないように。年はちょっといってますけど、そこは関係なく若さを出していきたい」と対応してくれた。

 外野守備で岸からアドバイスを求められた際にも「右バッター、左バッター、タイプによって守備位置を変えたりだとか、スローイングも細かく教えているつもり」とライバルとなる後輩へも技術を惜しみなく伝授した。

 今季2軍では30試合で11本塁打。広い札幌ドームで一発は減るかもしれないが、持ち味の守備と強肩は、より生きるだろう。昨年3月に第1子となる長男が誕生したばかり。巨人から日本ハムに移籍し、開花した同じ右打ちの外野手、大田のようにグラウンド狭しと暴れ回る姿が想像できる。(西武担当・花里 雄太)

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