【阪神・青柳と一問一答】「野球人生を通してすごい経験」苦投も後半戦へ決意新た

[ 2021年8月12日 10:35 ]

東京五輪を終えチームに合流した青柳(左)
Photo By 代表撮影

 侍ジャパンの一員として東京五輪で金メダルを獲得した阪神の青柳晃洋投手(27)が11日、鳴尾浜球場での投手練習に参加した。大舞台を経験した右腕は後半戦へ向けて決意新た。以下は一問一答。

――オリンピックを振り返って。
 「すごい良い経験をさせてもらったというのと、僕個人的には悔しい結果でしたけど、本当、チームが優勝できたという、その中に入れたということは、素晴らしいことですし。あのメンバーで野球させてもらったというのは、僕自身、野球人生を通してはすごい経験かなと思います」

――中継ぎでの登板も今後に向けていい経験になった。
 「もちろん、それは大きい経験になりますし。その中で結果出せれば、言うことも変わっていたかもしれないですけど、僕にとっては打たれたということも経験かなと思うので、それを生かして、今後の僕の野球人生に生かしていけたらいいなと思いますね」

――国際大会で普段リーグ戦とは違う雰囲気は感じた。
 「雰囲気自体はそんな、僕がいつもやっているリーグ戦とは違いますし。負けたら敗者復活はありましたけど、トーナメント方式だったので、そういう緊張感もありましたし。なんていうか、僕自身、代表っていうのが初めてだったので日本代表っていうのでプレーするという緊張感もまたあったかなと思います」

――稲葉監督やチームメートと話していて印象に残った言葉やアドバイスは。
 「いろんな人からアドバイスも聞きましたし。これっていうと、3週間もあったのでいろいろ難しいですけど。でも、最後、稲葉さんと決勝前に話したときにこういう経験を、また下の、今野球をやっている小学生だったり、中学生だったりというのに、語り継いでいってほしいっていうのは稲葉さんの意思で言っていたので。僕だけじゃなく、他の選手にも同じようなことを言っていたので、こういう経験をさせてもらった人しかしゃべることはできないと思うので。稲葉さんのそういう、受け継いでほしいだったりとか、下に残してほしいっていう気持ちはすごい伝わったなというのはありましたね」

――チームに帰ってきてから還元。
 「僕が阪神にというよりは、今野球やっててる小学生だったりっていう、これから野球を始める人だったりというところに、伝えられたらなと思いますね」

――開幕前には横手投げや変則投手を代表する投手になっていきたいと。
 「結果としては打たれたので、かっこいいとかは思えなかったかもしれないですけど。少なからず、僕の地元とかから、連絡だったりとか、小学生が作ってくれた横断幕があったりとか、そういう応援もあったので。少しでもみんなからすごいじゃないですけど、身近に感じてもらえたかなとっていうのはあったので。そういう面では、僕が思う、まねしてほしいだったりとか、そういう選手が出てきたらいいなと思うのに、少しは近づいたかなと思いますね」

――金メダルはどこに。
 「まだ金メダルってケースとかもきてないので。メダルって裸のまま渡されているんで。どこに飾ろうとかはあんまないですけど。まあ、家とかにずっと飾っていたら記念になるかなと思いますね」

――家族や周りの人からねぎらいの言葉は。
 「すごい連絡もいただきましたし、家族ももちろんおめでとうという感じだったので、なんというか、注目度もそうですし。やっている人たちはプレッシャーだったり、そういうのもあると思うんですけど、見てる人から、おめでとうとか、ありがとうという言葉がいろいろあったので。その見ている人たちに勇気だったり、元気だったりというのは与えられたかなと思いますね」

――オリンピックの経験で後半戦に生かせるところは。
 「一流の選手たちとやれたというのは、すごい経験なので。一流の選手たちの調整法だったりとかをいろいろ聞いたとかもありますし。他の人と比べて、自分はまだまだ劣っているなという部分がすごい多くみられるところだったので。そういう人たちに割って入れるように、これからもやっていかなきゃなっていうモチベーションにはなりましたね」

――調整法は誰に聞いた。
 「大野さんに1週間の調整を聞いたりとかあまり変わったことはなかったですけど、そういうのを聞いたりとか、田中(将)さんに2日前に入るブルペンはどういうことを意識してやっていますか?とかそういう話もできましたし、そういう感じですね。僕より年下の選手も多かったですけど、彼らからもいっぱい得ることはありました」

――他のアスリートとの交流は。
 「空手の植草さんが大学の一個上の先輩で、関わりはもともとあったので、オリンピック始まる前から連絡をとることもありましたし、(試合が)終わった後の会見場が一緒だったので、短い時間でしたけど、会って『お疲れ様』という話をできたので、それが空手の決勝戦の日だったんですよね。僕たちが決勝に行く前に2時くらいから(植草さんの)試合があったので。残念ながらメダルをとることはできなかったですけど、他のスポーツで戦っている姿勢というのも見れましたし、身近な人がオリンピックに出ているのはすごいなという一視聴者として思っていたので、そういうのはありましたね」

――後半戦はどういう活躍をしていきたいか。
 「阪神に帰ってきたらオリンピックは全く関係ないですし、シーズンがはじまるというところで、僕自身は前半が結構いい成績で終われたので、後半もこれ以上の結果を出したら、チームの優勝に近づけるかなと思うので、オリンピックではあまり活躍できなかったので、阪神ではしっかり優勝の一員に入れるように頑張っていきたいと思います」

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2021年8月12日のニュース