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後半戦初戦先発決定の広島・大瀬良 ゆかりのある柔道金メダリスト浜田、永瀬から刺激「2人ともすごい」

[ 2021年8月12日 05:30 ]

広島・大瀬良
Photo By スポニチ

 プロ野球は東京五輪による約1カ月の公式戦中断を経て13日に後半戦が再開。首位・阪神と3連戦(京セラドーム)に臨む広島の初戦先発は大瀬良大地投手(30)に決まった。故障などの影響で不振を極めた前半戦。責任感の強い投手キャプテンは名誉挽回を誓い、5位からの逆襲を狙うチームを自身の投球でけん引する意気込みだ。

 大瀬良は11日、本拠地で非公開の投手練習に参加。13日の阪神戦先発に向けて調整した。巻き返しを狙うチーム同様、名誉挽回を誓う自身にとっても大事な初戦。虎とは今季初対戦だが、首位を倒せばより弾みがつくだけに気合十分だ。

 「一発を打てる選手が多いし、粘り強さもある。チームが勝てるように粘り強くゲームをつくっていきたい」

 前半戦は不本意な成績に終わった。登板11試合で3勝3敗、防御率3・74。開幕後の3試合で快調に2勝を挙げたものの、4月中旬に右ふくらはぎを痛めた影響は大きく、5月中旬の復帰後には先発7試合連続未勝利という辛酸をなめた。

 「もやもやしていたし、いい精神状態で過ごせてはいなかった。思うような形で投げられることが少なくて」

 いきおい、安定した投球フォームを取り戻すべく、公式戦中断期間はハードなメニューを課して下半身強化に努めた。エキシビションマッチは2試合11イニングを投げて失点3。取り組みは「身になってきていると思う」と一定の手応えを強調した。

 先ごろ閉幕した東京五輪。同僚4人が参戦した侍ジャパンはもちろん、他競技の選手にも刺激を受け、心を動かされた。柔道女子78キロ級で金メダルに輝く浜田尚里と、男子81キロ級で金メダルを獲った永瀬貴規。大瀬良とゆかりのある2人だ。

 「浜田さんは、僕が鹿児島に住んでいた時の中学の1年先輩で同級生のお姉ちゃん。永瀬くんは長崎日大高の後輩。2人とも金メダルを獲ってすごい。自分の限界に挑戦する姿は純粋に格好いい。僕も頑張らなければいけないと思った」

 投手キャプテンとして真価を問われる後半戦。「大地に行ってもらう」。佐々岡監督は初戦の先発を明言した上で「前半戦は本人としてもふがいなく、気持ちは入っていると思う。エースとして頑張ってほしい」と逆襲の旗手に指名した。

 無論、大瀬良自身もそのつもりだ。

 「後半戦は、何とかチームに貢献していきたいという気持ちが強い。しっかりと」

 有言実行。懸命な努力は必ず報われる。(江尾 卓也)

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